バレンボイム、ふたたび指揮台へ(2週間で6公演)

今年、パーキンソン病を患っていることを公表したバレンボイム、最近の写真を見ていても、弱々しさが目立っているようで、もうさすがにピアノを弾くことも指揮台に立つことも難しいのだろうなと思っていたのですが、なんと今月、ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団の夏のツアーが計画されている!

しかもですよ、スケジュールがやばやば。

8/9 ブレーメン
8/10 ベルリン(ヴァルトビューネ)
8/12 リューベック(シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭)
8/13 ラインガウ
8/15 ザルツブルク
8/17 ルツェルン

ソリストはラン・ラン。メンデルスゾーンのピアノ協奏曲第1番で、その前にワーグナーのジークフリート牧歌があって、後半はベートーヴェンの英雄だというのです。

わりとがっしりしたプログラムですね。最近のバレンボイムはチェリビダッケのようにテンポが遅い、とはいろいろな人から聞くところですが、メンデルスゾーンの16分音符は転がっていくからええんやぞ。ウルトラスローで行くんか。行くんや。さよか。わかったで。2時間半や。オッケー。

そういう会話がラン・ランとの間でなされているのかもしれません。いや、9日が初日だから、リハーサルは明日かもしれない。ラン・ランが来て座って、うっそおゆっくりや!!と関西弁で驚くまであと30時間ぐらいあるのかもしれない。

もしくはテンポ早めかもしれませんけれど、しかし本当に大丈夫なのか。パーキンソン病なのにこんなにハードなスケジュールを組んで。2週間で6公演やぞ。移動も伴うんやぞ。いや、しかし盟友メータも車椅子で中国にいったりしていたし、その上にはむしろ一回り以上年上の現役ご老体がスウェーデンにいるじゃないか。

輝ける老人会は今年もますます輝くのかもしれない。リハーサルの様子がバレンボイムのインスタに上がっていて、いやこれ、むしろ元気そうなんちゃう?

これは期待できるか!

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