ジョルディ・サヴァール、今年12月に84歳でベルリン・フィル定期デビュー

ベルリン・フィルの2025-26シーズンプログラムが発表になりまして、アーティスト・イン・レジデンスはジャニーヌ・ヤンセン。またオーケストラはザルツブルク復活祭音楽祭に12年ぶりに復帰する。

ちゃんとじっくり見てないのですが、来シーズン、ベルリン・フィルにデビューする指揮者は5名っぽいです。グラツィニーテ・ティラ、ポペルカ、グッガイス、ピション、、、そしてジョルディ・サヴァール!古楽界の巨人中の巨人ジョルディ・サヴァールの84歳でのベルリン・フィル定期演奏会デビューは胸熱!!

サヴァールはこれまでなんどもベルリン・フィルハーモニー(コンサートホールのこと)には登場してきたが、ベルリン・フィルを指揮するのはこれが初めてということで、ハハハ!ご冗談を!いや、冗談ではないんですよ。84歳でベルリン・フィルへデビュー。これが期待値大と言わずしてなんと言えましょう。

オマージュ・トゥ・ジョルディ・サヴァール」(サヴァールを讃えて)というタイトルも付され、サヴァールはこの定期演奏会3公演を含め来シーズンなんと3度もベルリン・フィルに登場することになっています。カラヤン・アカデミーの学生オケを指揮し、さらには手兵ル・コンセール・デ・ナシオンを率いての公演もあるということで、ベルリンも古楽の巨人から学ぼうというそういう姿勢があるのではなかろうか。世界最速新幹線をビュッバーン!とぶっ飛ばすのも良いが、蒸気機関車の魅力、いやミリキも捨てがたい、そこから温故知新である、ということでしょうか。

古楽からはもう一人、フランスの雄ラファエル・ピションがバッハのロ短調ミサでベルリン・フィル・デビューを果たすことになっており、こちらも注目かもしれない(すでにウィーン・フィルはザルツブルクで振ってますね)。

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