おととい、昨日、そして今日と、異なる意味での感動体験が続いています。サヴァールのコンセール・デ・ナシオンを聴きにウィーンへ来た私の感動の物語、第3日目です(テレビのナレーションみたいな書き方やめろ)。
サヴァールのために来たけど、せっかくやし、っていろいろ詰め込んだ結果、感情が圧倒される。そんな19年ぶりのウィーンになりました。本当に充実した時間になりました。すべてのみなさんにありがとう、感謝。
今朝はウィーン・フィルの定期演奏会に行ってきたんですね。日曜の11時。朝やっているのは知っていたけど、体験したのは初めて。朝11時ってけっこういけていると思ったのは時差がぼけている私だけか。日本でも試みてみてはいかがであろう。
皇帝ムーティ様。ビューティフルなカタラーニのマイナー作品、ストラヴィンスキー《妖精の接吻》、そしておおおおおお椅子に縛り付けられたようになったシューベルトの《グレイト》。
楽章が終わるたびに、ため息がホウッ、て出たんですよ。なんなんウィーン・フィル。うまいやん、やるやん(当たり前や)。ばちくそうまかったわ。とんでもなくいい音してたし。とんでもない。
それとね、昨日も思ったんですけどね、楽友協会の椅子、やばすぎて大好き。めっちゃ簡素な感じがするし。客席取っ払ってバル(舞踏会)もやるから簡単に脱着できないといけないっていうのもあると思うんですけど、それにしても背もたれにクッションはないわ、前後の隙間は狭すぎるわ。足が短いアジア人だからいいものの、隣の隣に座ってたおっちゃんは窮屈そうに両足をガバチョと開いて、それでも前の椅子に膝小僧がくっついていたよう。
ウィーン楽友協会で、エコノミー症候群予備軍。
コンサートマスターのヤメン・サーディは残念ながらアメリカにいて、今回会えなかったんですけれど、客席が沸いている動画を送ったら「ビューティフル」って返してきてくれて、本当。ビューティフルっていう言葉はこういう時に使うといいよね、って思った。
このあとサヴァール2日目に出席して、明日の朝一番の飛行機でジャパンします。もし明日朝シュヴェヒャート空港で出会ったらYo!って声をかけてください。
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