ナントの本家フォル・ジュルネ音楽祭がチケット発売直前に大幅な予算カットに直面

なんと!!

まあ、決まっているんですよ。だいたい。何かフォル・ジュルネ関係でニュースがあったときはこのように叫ぶことが決まっている。日本でもゴールデンウィークの東京の風物詩的な感じになっているフォル・ジュルネ音楽祭は、フランスのナントが発祥の地だということはファンの方にはよく知られている事なんですよ。でもね、いい歳をしたおっさん的には、だじゃれをいいたくてしょうがなくなるわけ。

若い人たちどうかお許しください。土下座ぺこぺこ。

そこまで卑屈にならんでも。

では気を取り直して。そのナントで激震であります。なんと!!!!

急激な予算カット。18万ユーロ。というから2900万円ぐらいですか。なかなか厳しいですね。音楽祭の年間の総予算は470万ユーロ(7億5000万円ぐらい)とありますのでおよそ4%のカット。4%って聞くとなーんだ、でしょうか?しかしクラシック音楽業界の原価率の高さというか、利益率の低さを君たちは知らないだろう。4%も突然カットされたらやべーよ。

さらにはチケットが売れなかったらてきめん、ボディブローのように激しく体力を奪ってくるんだぜ・・・。しかもチケットが売れるか売れないかは、売ってみないとわからないという博打なんだぜ、この業界はよ・・・。

燃え尽きたぜ、真っ白に。

予算がついている、という状態がありきなのもどうかと思う、と言われたらそうなのかもしれませんけれど、しかしチケットを発売する直前にカットを発表するのも、いじわるというか、現実を見てくだすっていないなお代官様。

しかもどうやらナントを含むペイ・ド・ラ・ロワール地方の議会?は文化予算を70%以上カットしたいと考えているようで、お金、ないんだろうなあ。最初にカットされるのはいつも文化ですよね、と、いつもの無力な感想を抱くのである。

だがそういう話をされるのであれば、もっと前もって言ってください。いきなりだとどうにもならないじゃないか!!

私が当事者だったらそういうと思う。きっつ。フォル・ジュルネがんばれ。

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