表番組と裏番組

ホーネンス2025の募集が始まっている、と。

テレビの時代、表番組とか裏番組とか言いましたね。あ、いまでも我が家ではテレビは現役です。ニュースとかスポーツとかはネットではなく、テレビで見るのが好みです。

さて、表番組とか裏番組とか言いますやんか。つまり、最も強そうな(視聴率の高そうな)番組、そしてその番組と同じ時間帯にやっていて、もしかするとその表番組の視聴率を超えることもあるかもしれない、そういう番組のことを裏番組とか言いました。

いまでも言いますか。

カナダで行われている最も有名なピアノのコンクール、それがホーネンス国際でして、バヴゼとかですね、ヤブウォンスキ、ババヤン、アイディン、ヴィオンサッテル。いや、ちょっとマニアックな名前が並びましたかね。しかしきっちりと仕事をしている系のピアニスト達が出てきているわけですね。充実のラインナップだ!!

ホーネンス国際は3年に一回の開催。コロナで1年延期にはなったけど、その分を巻き戻すことはなく、来年10月に開催されるわけです。ちょっと待った!来年10月!それは何かというと、ショパン国際コンクールとダダかぶりなわけです。日本では圧倒的にショパン国際が人気がある。ショパンは超強烈な表番組なわけだが、そう、カナダにホーネンスが、すてきな裏番組であるじゃない。ちょっとショパンはな、、、そんなあなたに、ホーネンス。

このコンクールは優勝したらバイバイではなくて、その後のキャリア形成についても長くサポートしてくれる、素敵な存在。例えあなたがメンタルお化けでなくても大丈夫!みんなが優しくサポートしてくれるから(いや、コンクールに勝っている時点でメンタル強くないとなんですが、そのあとポキッと行く人も多いからね)。

そして今回の募集要項を眺めていましたら不思議なシステムがあってですね。「メンター・イン・レジデンス」。

なんやこれは。メンターというのは日本ではあまり聞き慣れないかも知れませんが、アドバイスを暮れるパイセン(先輩)、ぐらいの意味ですかね。今回のホーネンスではスティーヴン・ハフがメンター・イン・レジデンス。ではレジデンスなメンターはいったい何をしてくれるのか。

セミファイナルで残念ながら落ちた人たちと1時間ずつミーティングをしてくれる。アドバイスをくれるわけだ。そしてファイナルのあとにも、金賞、銀賞、銅賞のみなさんとそれぞれお話をしてくれる、という仕組みのようです。

あれ?このコンクールは順位を出さず「ホーネンス賞」という唯一の勝者が選ばれるはずだったのだが、ルールが変わったんだね。うまく行かなかったのだろうか。うまく行かなければ修正、時代にあわせて修正。それこそがPDCAに求められることや!(深く考えずに書いています)

ショパンの裏番組のホーネンスから、化け物が登場するか?ちょっと期待しちゃう。

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