若き弦楽四重奏団のための国際コンクールで最も重要なものの一つがイタリアのレッジョ・エミリアで行われているパオロ・ボルチアーニ国際。1987年から行われていて、カルミナ、アルテミス、クス、パシフィカ、パヴェル・ハース、ベネヴィッツ、ドーリック、ヴォーチェなどが優勝、入賞してきたわけです。
レッジョ・エミリアどこ?イタリアの上の方で、ちょうど付け根というか、右と左の海が終わる、あたり、その真ん中当たりです。適当な説明でごめん。どこか知りたい方はGoogle Mapへどうぞ。
パオロ・ボルチアーニだれ?かの有名なイタリア弦楽四重奏団の創設メンバーであり、解散までの35年間ずっと演奏を続けた人物であります。ちなみにヴィオラが2人代わった以外は3人とも最初から解散までメンバーでありつづけました。活動時期は1945-1980年まで。
このパオロ・ボルチアーニが生まれたのがレッジョ・エミリア。1985年にボルチアーニさんがお亡くなりになったので、多分お亡くなりになったことがきっかけで、何かせんければならん、ということで始まった、、、のだと勝手に想像。もしかすると存命中から話はあったかもしれませんが。
で、2014年、第13回目を迎えたこのコンクールの結果がおととい出まして、優勝はイギリスからお越しのフィボナッチ弦楽四重奏団!名前がいいですね。フィボナッチ数列は音楽の世界でも重要なキーワードの一つでありますから、突拍子もないネーミングではないでしょう。0.1.1.2.3.5.8.13.21.何も知らずこれを見たうちの息子ちゃんはすぐに規則を発見した、天才だ!!!!!と私は絶叫したのであった(親バカ)
フィボナッチとはいうもののイタリアではなくイギリスの弦楽四重奏団。公式サイトはここ。かなり弦に絡め取られてしまっているプロフィール写真に「大丈夫ですか」「大丈夫ですか」とお声がけをしたくなることは間違いがない。
フィボナッチ数列と言えばバルトーク。バルトークの4番の映像↓↓↓
今後の来日を期待したい。
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