2025年6月– date –
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フィリップ・ジョルダン、ウィーン国立歌劇場の音楽監督を退任
無事に退任。というと穏当ですが、ウィーン国立歌劇場の音楽監督で幸せな出発をした人がいただろうか、いやない(反語)。 反語とは、断定を強調するために、言いたいことと反対の内容を疑問の形で述べる表現である。出典:コトバンク まあそういうことな... -
バイエルン国立歌劇場、ストリーミングサービスを開始。しかも無料。
しかも無料! 無料という言葉に誰もが惹かれるわけです。ただし、気をつけたいのは、無料の顧客に有料へと移動して貰うのにはとてつもないハードルがある、ということです。みんなタダは大好き!だが、お金を払うのは大嫌い。お金を払うことには痛みが伴い... -
集まれサティ好き!なんと27曲もの未発表作品の録音が一挙にリリース
やったね!サティ好きにはたまらない情報です。 みなさんはサティがお好きですか!!えっ?私?私は・・・・・・それほどでも。うわっ、うわー。書いちゃった。ごめんあそばせ。そこまで個人的にはサティは得意じゃないんですよ。ほら、皆さんも実はモーツァルト... -
ラン・ラン、サウジアラビアで夏期講習を開催へ
最近ラン・ランという名前をあまり目にしないかも、と思っていましたが今年も来日していたのですね。アンテナの感度が低くてすいません。や、謝るほどのことではないかもしれませんけれど、しかし、なんとなく、世の中の動きにしっかりと乗れていないなと... -
ウィーン・フォルクスオーパーの音楽監督ベン・グラスバーグ、うつ病で辞任
ウィーンのフォルクスオーパーには何度か行ったことがあって、国立歌劇場がギラギラとしているのに対して、もう少しアットホームなというか、親しみやすさとか、なんとなくホッとするというような気分でしょうか。落ち着いた気持ちで時間が進んでいたよう... -
カーティス音楽院、2億5500万ドルの調達に成功
アメリカのフィラデルフィアにあり、いまをときめくHIMARIなどが学ぶ名門校、カーティス音楽院。そこがファンドレイジングをやっているというのは知っておりましたが、とてつもない額が集まったということで、ほんまどういう金額やねんとおもいますよね。 ... -
フィルハーモニア管ヴァイオリニストの1740年製ヴァイオリン(15万ポンド相当)が盗まれる
アウチ。これは痛い。お顔マッツァオだと思うんですよ。 ヴァイオリンは命の次に大事、あるいは命よりも大事かもしれません。そんな大切な楽器が盗まれたとあっては生きた心地がしないというものでありましょう。楽器が盗まれてしまった。 15万ポンド(300... -
ニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ今年前半のベスト公演9選
なんで10と違うんですか。もやもやしますね、もやりますよこれは、どうして9なのか、そこには哲学的な問いが潜んでいるに違いない。3x3は9だから?それとも、4+5で9だからだろうか?あるいはこれは、12-3なのかもしれない。 さあ存分に混乱していただいた... -
エストニアのチェリスト、テート・ヤルヴィ死去、67歳
音楽家一家というのはどれだけ世界中におられるのでしょうか。音楽を生業とするファミリーたち。クラシック音楽に絞ると、どれぐらいのお名前がヒットするのか、って思った事はありませんか。 でも意外といないというか、DNAは強いとは思いますものの、な... -
ユン・ゼン、ベルリン・フィル首席ホルンの試用期間を突破。
おめでとうおめでとう。なんど言ってもいいと思うんですよ。おめでとうございます、いやおめでとう。 中国出身のユン・ゼンがベルリン・フィルの首席ホルンに就任したというニュースが電撃のように駆け巡ったのはおよそ1年半前。だがそれはいわゆる試用期... -
ピアニストの脳の働きがリアルタイムで投影される特別公演が今年ヴェルビエ音楽祭で
脳っていうのはふしぎなものでして、灰色のぐにゃぐにゃが自分のスカルの内側に入っているだなんてなんとも言えないよね。ブルブル震えて崩れないようにしないといけないねそうだね。 どうして思考というものがあるのか、記憶とはなんなのか感情とはなんな... -
先駆者の死。アメリカのオーケストラ史上初の黒人演奏家、チャールズ・バレル104歳
ヴァイオリン・チャンネルがコントラバス奏者チャールズ・バレルの死を報じていました。誰?アメリカの主要オーケストラに初めて入団した黒人だそうです。104歳。 何にでも先駆者という人がいて、アメリカのオーケストラ業界にも当然いる。世界はいろいろ...