手にしてわずか数日のヴァイオリンが盗まれる(ロンドン)

盗まれて嬉しい人なんていません。どうして人は人の物を盗むのでしょうか。いや、盗まれる方が悪いのでしょうか。盗む方が悪いのでしょうか。騙される方がわるい、という言葉もありますが、しかしどちらかというと、やはり盗む方が悪い。

9月28日、ロンドンでヴァイオリンが盗まれたそうです。↑の写真の楽器。1760年のチャールズ&サミュエル・トンプソン製作のヴァイオリンが、ギルドホール音楽院のそばの公園で盗まれてしまったと。盗まれたのは若い学生さんだと。そして、その学生が手にしてからわずか数日後に盗まれたのだと。

なかなかしびれますね。私もよくものをなくしますし、子どもたちも紛失の天才。だが手にして数日で盗まれたというのはなかなか厳しい、つらい。きつすぎる。

何か情報をお持ちの方はこちらへ、って電話番号とメアドも公開されていて、大丈夫なのかと一瞬思うのだが、しかしそれほどまでに切羽詰まっているということの裏返しでもありますね。ヴァイオリンという小さな楽器はとんでもなく高価ですから。ただしヴァイオリンは本当に価値を知っている人たちのところ(高く買ってくれる人のところ)に持ち込んだら盗品だとわかりバレる可能性も高い。

あるいはがらくた市みたいなところで、二束三文でもいいから換金するのでしょうか。それもまたつらい。盗むのはダメ、だが盗まれないように自衛もしないといけません。ぼんやり生きていたら叱られる。だから我々も、今日という日を、そして明日からも、気を張って生活せんければならぬ。

とりあえず歯磨きしてくる。

コメント

コメントする