ウィーン、音楽の都です。クラシック音楽というもの、すべてはウィーン、というのは言い過ぎですが、かなり大きな重要な拠点ですね。人口は少ないし、街はくすんでいて垢抜けた感じはしないし(ひどい。すいません)、トイレは独特な形をしているけれど、しかしウィーンというと憧れですね。憧れの、いちどは行って見てえ。ああ。
世の中収入に不安があって、緊縮財政というか、引き締めというか、カット!削減!が叫ばれるご時世ですが、ウィーンでも急速に不安が広がっているような感じのお話がニューヨークタイムズに出ていました。
ウィーン市はアン・デア・ウィーン劇場を含む複数の劇場への予算を500万ユーロカット!ウィーン・フィルのサマーナイト・コンサート(シェーンブルン宮殿でやっているやつかな?)の助成金を25万ユーロカット!これはイベントの総費用の12%にもおよぶということなので、なかなか大打撃な感じがします。
アン・デア・ウィーン劇場を知らないという方のために書いておきますと、1801年に出来た歴史ある建物で、ベートーヴェンの交響曲 英雄・運命・田園とか、ヨハン・シュトラウス2世のこうもりとかジプシー男爵、レハールのメー・ウィドウなんかが初演されてきたんだぜと言えば、ギョギョギョ!!とびっくりギョうてんされるにちがいないです。
音楽だけではなく、ウィーン博物館の予算も130万ユーロカット!カットカット!2億円ぐらい?博物館系なら音楽に関係ないとか思われるかも知れないじゃないですか。そんなことはなくて、シュトラウスの住居、シューベルトが亡くなった部屋、ハイドンの最後の住居なんかを一時的に閉鎖するということになったようで、シューベルトのお部屋については没後200年の2028年を目処に修復して再オープン予定だとのことですが、こういうのがどんどん進むと、モーツァルトハウスやベートーヴェンのお部屋も危うい、なんていうことにもなりかねず、貴重な歴史が失われてしまうことになりかねないですね。
アン・デア・ウィーン劇場のもとで運営されてきたカンマーオーパーも、毎晩ほぼ満席だったにもかかわらず閉鎖される。ウィーンの今後が不安ですね。いちど失ったものは戻ってこない可能性も高い。
お金がないのはつらいことです。


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