ヴァン・クライバーン国際といえばピアノのコンクール。全盛期のヴァン・クライバーンを聴いたという人も多くはないと思いますけれど、ともかくアメリカの大スターピアニスト。1958年の第1回チャイコフスキー国際で優勝をかっさらった偉人。グレートなアメリカをソ連に見せつけ、リヒテルは満点を付け、ギレリスはフルシチョフ同志におそるおそるメリケンでもよかですかとお伺いを立てた。
そしてなんとその4年後に地元のテキサスで、自分の名前を冠したコンクールを始め、自分は審査委員席には座らずニコニコと笑っているパトロンであった。このコンクールからはルプーをはじめ多彩な才能が生まれ、日本人の辻井伸行が優勝し、最近ではユンチャンも出てきている。
ともかく、バキバキにピアノが弾ける人が出てくる、そんなイメージを私としては勝手に持っているヴァン・クライバーン国際なのですが、そしてヴァン・クライバーンが亡くなってもう10年以上たつそんないま、ビッグニュースがぶっこまれる!!
このコンクールのニュースレターを登録してるんでgmailにメールが届くんですが、思わず二度見。は?指揮者コンクール?
すごい、用意周到や。2028年6月に開催。超余裕を持ったスケジュールに唸る!!!審査委員長はマリン・オルソップ。実に納得の行く人選というか、すとんと腑に落ちるお名前ですね。ピアノ部門でも指揮してますもんね。ほかの審査委員は今年の後半に発表されるようですが、諮問委員会が形成されていて、ケント・ナガノ、ユライ・ヴァルチュハ、ロベルト・スパーノ、シャン・ジャンなど現役バリバリな指揮者が関わっていくことがわかりますね。
北米ではじめての、重要な指揮者のためのコンクール、と銘打たれております。たしかにアメリカで有名な指揮コンクールはなかったかもしれない。
果たして指揮コンクールはピアノ部門のように成功するのか。指揮の場合は「リハーサルのやりかたなんかを見る」という要素もあるので、器楽のコンクールのようにショー的要素が少ないので、聴衆的な視点からするとやや地味なんですよね。そういうのはありますけれど、ぜひ盛り上がってほしいものだなと思います!
指揮の良し悪しなんてわからんで、というあなたにこそ、絶対のおすすめ。
テキサス、いこうぜ!!


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