アメリカのフロリダにあるオーケストラ、ネープルズ・フィルのメンバーだった3人は宗教的な理由によってワクチン接種を拒否していたところ、解雇処分となってしまった。それは州の法律に違反すると言うことで訴訟を起こしたというニュース。
宗教上の理由に加えて、ワクチン義務化を制限する法律がフロリダ州では成立していて、その法律にも反する、ということなんだそうです。なるほど。
最近私がヨーロッパから一時帰国した人2人から聞いたところによりますと「もうヨーロッパでは自分含め9割とかそれ以上の人がコロナにかかっていて、人によっては2回3回かかったって言う人もいるし、全く誰もマスクもしてなければコロナも気にしていない」ということでした。ドイツでは電車の中はマスクが義務のままだで守らないと罰金となっているがもう大部分の人がそれを守ってない。以前は注意するおせっかいな人もいたけど、もうそれもない、とのことであります。
「コロナの終焉は近い」とするあのおっちゃんの(WHOのおじさま)言っていることもあながち肌感覚として間違っていないのだろうと感じています。
そんなところではありますが、オーケストラとしては、ワクチンを打っていない演奏家というのは、オーケストラにとってリスクであると考えることはそうかもしれないとも思うわけです。ワクチンを打たないのは自由だが、それによって感染して重症化する、あるいは死亡するリスクが高くなって、コンサートの開催が危険にさらされる可能性がある。であれば退職していただく、そういう判断になったのかなと思います。
ただ、法律で義務ではないと決められていようでもありますし、また実際にワクチン未接種による解雇はダメということでかなりの額の罰金が科せられた例もアメリカ国内であったようなので、オーケストラの立場はあまりよくないかもしれません。
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