ディラは兵庫を圧倒する。ギターにPAは必要か?

ギターのコンサートにPAは必要かどうか問題。

ギターは音がやや小さめです。なので、どうしても、「聞こえるのか」問題が発生します。10数年ぐらい年前だったでしょうか、ジョン・ウィリアムズが最後に来日した時はたしか大ホールでリサイタルをやっていて、PA(マイクとスピーカー)を使っていたように記憶しています。

ギターで2000席とかはさすがに生音では厳しい。今回のツアーは120席の小さなホールから、最大で600席ちょっとの中ホールなので、私としてはどうであろう、問題ないよねと思っていましたが、本人は少し気にしたようで、来日前のやりとりでは、PAいらないの、あったほうがいいんじゃないの、という会話がありました(メールで)。

それに対して私からは、いやー日本人は生音信仰が強いので、なしでお願いします、と返していて、「なるほどです」という感じの、100%は納得していなそうなと思われる返答が来ていたのです。でも実際はどうなの。日本のコンサートホールは素晴らしい音響であることが多いから、大体問題はござらぬて、と私は思っていましたが、昨日の兵庫県立芸術文化センターでリハーサルに臨んだマルシン・ディラ、素晴らしい、ビューティフル、ワンダフルと響きに対する絶賛のお言葉。

せやろ。言うたやんか。

キシシシ。と私はホールの方とともに奇っ怪な笑い声をたてて微笑んでいたのでした。

とはいえ、音が小さいのはギタリストにとってストレスとなり得るのかもしれない、と思いながら毎回の素晴らしい演奏を聴かせていただいています。爆音のロックとは違うよね。爆音だと隣の人に話しかけられても何言われてるかわからんもんね。そうか、爆音クラシック・ギターコンサートっていうのもあり?

今日は横浜フィリアホール、500席に素晴らしい音楽が響くでしょう。明日の三鷹市芸術文化センターは600席で、今回のツアーで最大のホールとなりますが、それでも素晴らしく満喫できることを確信しています。

宇宙一のギターを堪能し尽くそうぜ!!

ひゃっはー!!

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