ロンドン交響楽団と。97歳のブロムシュテットは別格ですごいわけですが、マイケル・ティルソン・トーマスは、病と闘いながら、治療が奇跡的にうまくいっているようで、この10月にも再びロンドンへと飛び、ロンドン交響楽団を指揮する予定になっているのです。しかもまたマーラーを。今回は合唱もつく大規模編成の第2番《復活》。先日振った3番(100分ぐらい)ほどには長くはないですが、それでも一時間を越して来ますし、感情の振れ幅もでかい。病気と戦いながら、体力的に消耗する作品を指揮するっていうのは、本当に尊敬しかない。今年12月にマイケル・ティルソン・トーマスは80歳になるそうですが、80といわず90、いや目標は3桁。ぜひ私たちに力と勇気を与え続けてほしい。
なんでマイケル・ティルソン・トーマスなのかっていうと、レブレヒト大先生がBBCでインタビューをしたと書いているのを読んだからなのです。どうやらそのインタビューは2時間近く続いたということなので、残念ながら日本からはこのインタビューは聞けないんですが、とても素晴らしいものだったようですし、10月の渡英が楽しみですね。
毎日元気でいられることに感謝をしたい。
ところで、オフィス山根的には今夜は名古屋のハレルンデへ皆様お越し下さいと申し上げたい。来日中のパオロ・パンドルフォがバッハの無伴奏チェロ組曲全曲を演奏します。18時~ですよ。17世紀の、バッハがこの曲を書くよりもずっと前に作られた超貴重な楽器で聴くという不思議な体験。3時間におよぶコンサートはきっと誰にとっても忘れえぬ一夜となるでしょう。
終わったらお打ち上げは炉端焼きな。美味しいものを美味しいと言って食べる、これもまた幸せな事だ。
コメント