世界はまたしてもきな臭い方向に動いている。そういう風に感じています。世界大戦というものはこの時代、起こりえないものだと思われていたかも知れないけれど、この分断の世界はどうですか。第三次世界大は起こりうるのか。あるいはすでに起こっているのか。
恐ろしいことだ。我々は隣人を愛さなければならないのだ。愛するという言葉には明確にウソが含まれているかもしれないが、ウソは承知の上で、隣人と上手くやっていく必要があるのだ。隣は何をする人ぞ、であります。
今年は第二次世界大戦が終結して80年です。日本も戦後80年ということで夏には様々なドキュメンタリーが放送されることでしょう。子どもたちにも見せて、よくよく考える人になって欲しいと思うものです。
つまり、今年はアウシュヴィッツ解放から80年という年でもあります。1月27日。つまりもうあと8日後のことなのだ。大量虐殺が行われた場所。生涯で必ず訪れなければならない場所の一つだと思っていますけれど、ここで書かれた音楽、多くは断片で、ほとんど読めないほどかすれている楽譜をつなぎあわせた。イギリスの作曲者で指揮者のレオ・ガイヤーが。8年かけて。
そんな音楽の旅、ドキュメンタリーが明日、イギリスのSky Arts、Freeview、それからNOWで放送されるようです。予告編はここ。
「ロマのヴァイオリニスト、ヤクブ・セガールは、他の囚人同様、衣類や所持品を剥ぎ取られた。しかしヴァイオリンを手放すことに耐えられず、全裸で、命がけで演奏した。その結果即時のガス室送りは免れ、オーケストラに入団ができた。楽譜は読めなかったが、1度メロディを聴くだけで完璧に演奏ができた。オーケストラで最高のヴァイオリニストだったと言われている」
このドキュメンタリーは実際にアウシュヴィッツで撮影されていて、収容所を生き延びたヴァイオリンを演奏するのはハンガリー出身のヴァイオリニスト、アンタル・サライ(エリザベート国際で20年前、私が実際に演奏を聴いた、もちもちクリームパンの人や!!)。
日本では観られないものでしょうか。どなたか教えて詳しい方!
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