テオドール・クルレンツィスが作る新しいレーベル、Θ

録音レーベルとはいったい何なんだろうと思いますが、まあいってみればブランド、顔なわけなので、やっぱりフライパンはサーモスですね、とか、いやいや、取っ手が取れるティファールですわよ。みたいなことなのでしょうか。個人的にはサーモスが好きですね。

そういうことですので。

テオドール・クルレンツィスが新しいレーベルを作ったんだそうだ。ということでほーさよか、と見てみましたところ、Θっていうんだそうです。何ですかねこれ。「日」の新しいデザインですか。

いいえ。これはなんということでしょうか、いわゆる欧文のアルファベットではThetaと書いてシータと読むギリシャ文字なんですね。アルファから始まる8番目のギリシャ文字なんだそうです。なるほど!また今日はひとつ賢くなれました。

本人のコメントによりますと「新しいユートピアを目指す我々の戦略であり・・・・・・音楽の境界を再定義する聖域なのです。・・・・・・これらのレコーディングは商業的なものではない。・・・・・・聴衆に私たちの理想的な視点からの音楽がどのように聞こえるべきかという、比類なき体験を提供するため日常を超越するのです」。うむ。難しいぞ。

それにしても、ある世代以上の日本人がシータと聞くと、ばっちりとラピュタが思い浮かぶわけですがどういうことか、むしろラピュタからとったんちゃうか!と思うほどなんですけれど、調べていくと、どうやら宮崎駿が学生時代に書いた作品の中に出てくる人物がシータというそうで、そのお名前はもともとはこのギリシャ文字のシータからとっているのだそうです。なるほど。しかもラピュタに出てくるシータは、カタカナのスペルこそ同じですがSheetaと書くそうで、さらにいえば本当のお名前はLusheetaなんで、やや~相当違うということになります。

気を取り直しまして、ではこの新しいレーベルはどうしてギリシャ文字を使っているのか。それはなんといっても、クルレンツィスがギリシャ出身だからですね。もっと言うと、ファーストネームのテオドールの最初の文字がΘなんですね。なるほど、そういうことか。このレーベルはすなわちクルレンツィス自身を反映しているのだ!。そう、彼こそはアルファでありオメガなのです。

今後の録音に期待。

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