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ケント・ナガノ、スペイン国立管弦楽団・合唱団の首席指揮者に
ケント・ナガノの耳の良さについては大学の後輩から話を聞いたことがあって、めちゃくちゃ耳がいいんですよ、めちゃくちゃ細かいところまで聞こえてるんですよ、ということであった。 音楽家に求められる能力の一つに、ていうか絶対的に必要な能力に、耳が... -
アーノンクール・アーカイヴでアーノンクールの歴史に浸ろう
ニコラウス・アーノンクール。1929年に生まれ、2016年に亡くなった大指揮者であります。古楽というジャンルの偉大なる開拓者というかなんというか、ギョロギョロした目がたまらねえ、吸い込まれそうだよね。 そんなアーノンクール生誕95年というまた微妙な... -
リッカルド・ムーティ「3大テノールではドミンゴが一番音楽的、一番の声はパヴァロッティ」
リッカルド・ムーティ。好きや嫌いやはあるかもですけれど、誰も無視できない偉大なるマエストロであることは間違いがなく、むしろマエストロという言葉が超絶ぴったりと似合う人です。その大マエストロの長文インタビューがイタリアの新聞コリエレ・デラ... -
フィリップ・ジョルダン、フランス国立管弦楽団へ(2027年から)
フィリップ・ジョルダンがフランス国立管弦楽団の音楽監督になることが発表されました。2027年から。あと三年後からやね。 フィリップ・ジョルダンは知っている人は知っているが知らない人は知らない指揮者で(当たり前や)、パリ・オペラ座の音楽監督を20... -
マイケル・ティルソン・トーマス、復活
2024年10月20日は記憶されるべき日なのかもしれない。なぜなら、マイケル・ティルソン・トーマスが、復活を振ったから。明日、10月23日にもう一度公演が予定されているがもちろん完売。 2021年に進行性の脳腫瘍と診断されてから3年、誰もがティルソン・ト... -
キリル・ペトレンコがR.シュトラウスの《ばらの騎士》を振ってミラノ・スカラ座にデビュー
ペトレンコは21世紀のカルロス・クライバーとなりうるか。 いや、そもそもカルロス・クライバーと比較することが間違っているような気もしますけれど、どうなんでしょう。ベルリン・フィルは定期的に指揮しているものの、それ以外の活動はあまり多くないよ... -
ポーランドのアマデウス室内オーケストラを創立から56年間牽引してきた創設者で指揮者のアグニエシュカ・ドゥチマルが引退。
今日は自分語りの割合が高めな話になっております。K社の小倉部長、読んでるぅ? だいたい毎日、世界のクラシック音楽ニュースを、軽めの語り口で書いているのがこのブログです。ニュースサイトのように、全てを網羅せんければ!という意気込みでやってい... -
【訃報】300以上の交響曲を書いたとされる指揮者、作曲家、奇才レイフ・セーゲルスタム死す。80歳。
20世紀の奇才がまたひとり。昨日、セーゲルスタムの息子、ヤン・セーゲルスタムがメディアに父の死について語ったということだそうです。 指揮者、そして作曲家のレイフ・セーゲルスタムを知らない人はどうかググってください。フィンランド人で、サンタク... -
1989年3月24日、カラヤンが生涯最後に振ったオペラの映像がYouTubeに
カラヤンが生涯最後にオペラを振ったザルツブルク祝祭大劇場の映像がYouTubeに登場。いわゆる指揮者を映した定点のモノクロ動画で、これは舞台袖の人とか、プロンプターの人とかが見るモニター映像ですか。ちゃんと録画されていたもんなんですかね。それが... -
ファビオ・ルイージのインタビュー、オペラワイヤー
オペラワイヤーにファビオ・ルイージのインタビューが掲載されました。おもしろいわ。本来的にはワーグナーの《指輪》を、オペラのオーケストラではないダラス交響楽団でやることに関するインタビューなんですけど、おもしろいこといっぱい言ってはるわ。 ... -
ジョス・ファン・インマゼール、反撃
物事を一方からの視点で見るのは良くないことです。当事者両方の意見を聞いて、どちらに正解があるのか、あるいはどっちもどっちなのか、というようなことを判断する必要があって、そういうために裁判所というものがあるわけですね。 インマゼールとの関係... -
マリン・オルソップ、アスコナスホルト
日本ツアー中に発表になったのでちょっとびっくりしましたが、ウィーン放送交響楽団、角野隼斗とともに明日、広島でツアーの最終公演を迎えるマリン・オルソップが、所属事務所を変更。アメリカ人のオルソップはアメリカはOpus3という会社でそこはかわらず...