ジョナサン・ノットが音楽監督を務めることでも知られるスイス・ロマンド管が女性限定で、副指揮者を、しかも期間限定で募集しておりまして、それが差別だと話題になっているという話です。
当該ウェブページはここにありまして、才能のある女性指揮者の育成が目的である、と書かれております。期間は2026年8月1日から。締め切りは来年1月11日。
副指揮者ってなにをするのかということですが、まあ基本的には本番の準備をするということになりますけれど、それ以外にも若者向けのコンサートの指揮、ワークショップなどへの参加、あるいはオーケスト運営の基本的な部分にも触れられると書かれておりまして、こう具体的に書いてあるとなかなかわかりやすいと言いますか、なるほどこんなことをしてるんすね、という感じになりますかね。
将来指揮者、あるいは音楽監督になるためのステップアップの機会であるとも書かれております。OJTすな、OJT。OJTがなんのことかわかってないのに判ったような事を書くな!!!
orz
これなら判るやろ。
このポジションのギャラがちゃんと提示されているのがいいですね。8000スイスフラン税込み/月額、だそうです。8000スイスフランに社会保険が含まれるかどうかわかりませんけれど、含まれない想定でチャGに聞いたところ、だいたい手取りは6000CHFぐらいのようです。これは日本円にするとだいたい100万円ぐらいになりまして、月額100万!!!と仰天するわけです。ちょう高給やんけ!
だがちょっと待って欲しい、スイスの物価は恐ろしく高いので有名です。日本的な感覚だと手取り60万円ぐらいみたいです。それでも高額なのは間違いが無く、条件としてはけっこうええんちゃうか。
女性限定としたところはあまり見栄えがよくないかもしれませんけれど、こうでもしなければ女性指揮者が出てこられない、というお声があるのもわかります。何かをすれば必ず批判される。やってみてうまく行かなければ、やめればええですやん。
やってみはなれ。


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