アメリカの南西部、ニューメキシコ州にあるサンタフェ。ここは年間なんと320日が晴れ。つまり太陽光発電にはもってこいってことだ。
その昔、太陽光発電は「ぜってーペイしねー」(おや汚い言葉を使うな?)と理解していたのですが、その情報はアップデートされてしかるべきなのでありました。技術は進歩している。ペイする。
大自然のど真ん中にドーン!と建てられたサンタフェ・オペラの座席数は2128席、立ち見席も106席あるよ。このたび建物の屋根にソーラーパネルを置いちまった。その結果どうなるのかというと、なんと年間40万キロワット以上の電力、実に年間の電力消費量の半分もしくはそれ以上にも達する電力を生むということで、このソーラーパネルちゃん(431枚も設置!)は実に賢い。いや本当に賢い。
The Santa Fe Opera Celebrates Environmental Sustainability – Santa Fe Opera
https://www.santafeopera.org/company/press-news-media/environmental-sustainability/
電気代は毎年130万ドル(1億7000万円)以上も節約されるし、温室効果ガスも1300万ポンド削減とある。1300万とか言われても全然ピンとこないけど、これは10万本の木と同じぐらいの意味を持つと言うからなるほど!とてつもないではないか。
さらに舞台の床には公演で使用した水(オペラの上演で水って使うの?シャワーとか?誰か詳しい人教えて)、そして雨水をためるタンクがあり、敷地内の水やりとかに使われるともあります。
財政の健全化、長期的な持続可能性をアレしてますね。
ちなみにですがサンタフェ歌劇場はオープンエアーです。なに!舞台の奥もパッカーンと抜けてるで。どんな感じなのか写真を見たい方はこことか行って見てきて。下にグーグルのストリートビューも貼り付けたからぐりぐり回してみて。やばい、めちゃくちゃ大自然や。
これは夏のもっとも熱いときでも平均最高気温が28度。30度を超えないし、最低気温も13度ぐらいと過ごしやすい天候だから(冬は平均最高5度、最低-7度とかなり寒い)。雨もあんまり降らないってことなんでベトつくこともないのでしょう。ってか夏でもわりと寒いって書いてある。
雨が多く夏は湿気もやばい日本ではオープンエアーって難しいですけれど、それはそうとしてソーラーパネルの設置とかを劇場の方々は考えるというのはどうでスカイ?電気代もしゃれにならんことになっているというホールも多いと聞いています。予算が付かない、とかそういう問題もあるかもしれませんけれど、屋上の有効活用を是非。
ビバ・サスティナビリティ!!
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