ヒンターホイザーが突然辞任してドヨドヨドヨとなっていて、音楽祭側はバルトリ(ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭=5-6月のフェスの芸術監督をやっている)など複数の人物に声をかけたものの次々と断られているようだ、というような、本当かどうかわからぬ噂も飛んでおりましたが、演劇関係者であるカリン・ベルクマン(73)が暫定的に芸術監督を務めるということになりました。
ザルツブルク音楽祭は音楽祭と日本語では書きますけれど、フェストシュピール(祝祭上演)という意味の言葉が用いられていて、音楽だけではなく、ひろく舞台ものを指しているわけですね。実際ザルツブルク音楽祭では演劇も上演されています。イェーダーマン(すべての人)っていう作品が毎年やられるのでも知られていますね。私は不勉強なのでイェーダーマンっていうのを毎年やってるっていう事だけしかしらず、イェーダーマンっていうのが何なのかをついにしらないまま人生の半分以上を過ごしてしまった。
オペラについて言えば毎年違う演目がかけられるのに、演劇では必ずイェーダーマンが入っている。不思議ですね。そういうものだ、それが伝統、ということでありましょう。おきまりの、というのは安心のしるし。巨人阪神なら伝統の一戦。巨人を応援したら許さん、これは関西人の伝統。私もこちら側の人間なのでそこは笑って許して。足を崩して。今年こそは子どもたちを連れて阪神を応援しにドームの三塁側に行きたいものだなあ。
あっ!ほら、こういうことですよ。子どもを連れて行きたい。イェーダーマンについても、こうして代々引き継がれてきたのです!!(勝手な推測。あながち間違っていないとも思う)
話がずれましたが、ベルクマンはウィーンのブルク劇場という著名な劇場を率いた経験もあり、ぶっとび系だったヒンターホイザーとは異なり、対人スキルも高いということだそうです。そもそもヒンターホイザーが辞任に至った直接的な原因が、ヒンターホイザーが彼女を演劇部門の責任者に指名しようとした、そのやり方がまずく理事会を激怒させたからだったということのようなのですが、くだんの人物が結果的に音楽祭全体のトップにつくというのは、なんというか、不思議な気持ちにもなるし、なんという皮肉、という風にも思います。ヒンターホイザーは複雑な気持ちであるに違いありません。
ポクチャッパダ。


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