ニューヨーク・フィルのオーボエ奏者ライアン・ロバーツ、ロサンゼルス・フィル首席へ

東から西へ。ゴーウェスト!!

ニューヨーク・フィルでオーボエ奏者、そしてとりわけ卓越した首席イングリッシュホルン奏者として活躍をしていたライアン・ロバーツが首席オーボエ奏者となるためロサンゼルス・フィルへ。こないだも誤報を流していたレブレヒト先生だが、(踊らされた人が言うのもなんですが)ほんとうか。

本当だとするとこれはわりと大きめの話でありますね。

カリフォルニア州サンタモニカ出身とありまして、まあニューヨークがなじまんかった、地元に戻りたいと思った。Uターン就職である、ということも想像可能だし、なによりイングリッシュホルンではなく花形でありますオーボエの首席になれるというのもミリキであったことでありましょう。ワッショイワッショイ。

2019年にニューヨーク・フィルに入ったとありますので、6年間務めて、そしてロサンゼルスへ。ライバル楽団へ移るということでありますから、デッドボールが報復で投げられてもおかしくない!いや、すでにドゥダメルがロサンゼルスからニューヨークに行くわけだから、これが報復デッドボール!!

いや、報復のデッドボールとかやめようや。

くだらぬことを言っている場合ではなく、ライアン・ロバーツさんの、ロサンゼルスでのご活躍をお祈りするものであります。チューニングの音だしの練習もしないとね。しっかりとリードを削っていざ!

アー。低い。アーーー。高い。A―ー―ッッッッ!!!超高い!!ここはヨーロッパか!!

アメリカのオーケストラのピッチは、時に基準音A=443やむしろ444に近いことすらあるヨーロッパより低いことで知られている。アメリカ育ちの音楽家は、それゆろ低めの、渋い音を好むこともあるのだという。先週会ったアメリカ人も、低い音が好きだと言っていて、ほほーっ!と私は静かに興奮していた。アイスラッテを頂きながら。眉一つ動かさないことには成功したが、実は心拍数はガクンと高まっていたことをここに告白する。

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