なんどでも書きましょう、ロイヤル・フィルハーモック協会はロンドンにあって、ベートーヴェンの第九を委嘱した由緒正しい音楽愛好団体で、創設は1813年。最初はフィルハーモニック協会だったのが、ロイヤルがついたのが1912年。それ以来ずっとロイヤル・フィルハーモック協会。
どえりゃー団体なんですよ。今は一体何をやっているのかというと、賞をあげている団体、というのが私の勝手なイメージ。そのほか様々な活動をしているのでしょうけれど、とりあえず賞と結びつけて考えちゃっています。許して。ほら、ロンドンって、遠いから(いいわけ)
ほんで、この協会が出している賞の中でもっとも重要なというか、一番高いランクの賞があってですね、それがこのゴールドメダル、つまり金賞。
ほかの賞が毎年贈られるのに対して、このゴールドメダルは不定期、なのでいつ誰が受賞するかわからない。たとえば1967年にコダーイが受賞した次は1970年のロストロポーヴィチと、3年後とかそういうことも普通にあるわけ。まあそうはいっても、わりとそこまで空白は、特に最近はないかもですが。でも2022年はなし。
スタートしたのは1871年のことで、最初の賞がベートーヴェンの100周年を記念して(101年だが)創設された賞なのです。ゴールドメダルにはベートーヴェンが描かれているのです。なので150年以上続いていますね。ブラームス、クライスラー、R.シュトラウス、プロコフィエフなどがもらっている実に由緒正しい賞なわけです、20世紀後半ですとカラヤン、セゴビア、バーンスタイン、ホロヴィッツ。最近ではユロフスキ、ムター、ペルトなど。
そして今年はヨーヨー・マということで、めでたい。11月2日に授与されたということで、お写真こちら。こうしてヨーヨー・マにまた一つ伝説が加わったわけです。もしかしてアジア人は初めて?いいえ、我らが内田光子先生が2012年に受賞していますので、二人目ということになります。とはいえ、めでてーことはめでてーわけだ!!
おめ!!
コメント