ヘンリー・パーセル。さあ、音楽史をかじった人間ならかろうじて覚えている名前でしょうか。それとも知っていて当然ですか?上から目線で行ったら嫌われちゃうゾ?(80年代風に)
17世紀イギリスを代表する大作曲家。とはいえ36歳で亡くなっているんですけど、イギリスの、数少ない大作曲家のお一人ですね。イギリス出身の大作曲家と言えばだれ、というと真っ先に(いや、リアルに真っ先に出てきたらびびりますけど)出てくる人なのです。
このパーセルの、印刷楽譜、そして鍵盤楽器の手稿が出てきたそうです。一部は本人の手によって書かれたものと認定されたということで、なんと(なんと?)30年以上ぶりに自筆譜が発見されたことになるのだ!ババーン!!
30年ぶりって言うのが凄いのかどうなのかはわかりませんが、ともかく新発見!!である。どっから出てきたの、ウスターシャー(バーミンガムの左下)およびノーフォーク(ケンブリッジよりもさらに右上)の公文書館で。
しかし場所もかなり離れた公文書館で見つかったというのは、えらい奇抜なように思うが、熱心に調べていた方がおられるということでしょうかね、ってってガーディアンを読み進めますと、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校およびニューカッスル大学の共同プロジェクトで、地方自治体の予算減で苦労してる公文書館にある楽譜をカタログ化する試みの最中にみつかった、とあります。素晴らしい取り組み!!ていうか予算カットは日本だけじゃないですね。世界の悩みですね。やんぬるかな。
印刷された楽譜”As soon as day began to peep”(「日が昇り始めるとすぐに」とかそういう感じ)はウスターシャーで見つかり、一部欠けていたそうですが、これは「1691年の演劇”Love for Money”(『金銭欲しさに』とかそういう感じ)に登場するフランス人キャラクター、ムッシュ・ル・プラテのために書かれたもので、女子寄宿学校を揶揄する内容でした」。うむ、ここはAI翻訳してもらったんで若干良くわからないけれど今日は時間がないので書き飛ばしますね。気になった方は原文へどうぞ。
ノーフォークで見つかったのは鍵盤楽器の楽譜で、3曲あって、そのうち1つはト短調の組曲の初期稿だそうで、装飾音の違いなどから、パーセルがどういう風にチェンバロを演奏したかについて洞察が得られるそうです!!赤い皮に金の装飾が施された立派な楽譜は、かつての所有者が裕福な人物だったことがわかる、のだそうです!!!ドーン!!
パーセルの短い生涯ににおける最後の5年にどのような音楽を書いていたかを知る貴重な資料、ということだそうで、音楽学関係の皆様!!ドドーンといったってください(どういう意味)
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