ピアニスト、オーケストラを訴える。政治的スピーチにより共演をキャンセルされたため。

ジェイソン・ギルハム、このブログでも紹介しましたが、メルボルンで開催されたリサイタルで、ガザのジャーナリストに捧げる曲を演奏したためメルボルン交響楽団との共演がキャンセルされました。

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その後オーケストラは謝罪をしたという報告を読んでいたので、えがったなと思っていました。それなのになんで訴えてるんや!!と思ったら、どうやらオーケストラが謝罪を翻して、ギルハムは職権濫用という姿勢を打ち出しているからだそうです。これはあれや、プライドやねプライド。プライドがなせる業です。人とプライド、それは切っても切れない、実に昔から今に至るまで、あらゆる人々を苦しめてきたフレーズですね。自分も無縁ではいられません。

勝ったか負けたか、そんなことはどうでもええやないかと思うのは甘い。負けたら打ち込まれる。譲歩をせざるを得ない!!それがこのハードボイルドなワンダーランド、ちたまなのだ!!(ちたま=地球のことです。ある一定の年齢以上の方なら判る)。

なおオーケストラは訴えられた事を認め「適切な時期に対応する」とだけ回答したそうです。ギルハムも相当な覚悟で臨んでいると思います。訴えたらどうなるかということも考えての行動でしょうし、正しいと思う信念を貫くというのは尊敬に値しますね。

だが・・・・・・考えちゃいますね。もし自分が同じ立場だったならどうするかな。穏便に済ませたいと思うかもです。穏便に。まっすぐで生意気な青年だった昔の自分は戻ってこないのだ。いや、感慨に耽っている場合ではないのですが。いや、ほんとうにいろいろ考えちゃいますね。

それでは今日も神奈川県民ホールの《ローエングリン》行ってきます。いい音楽を聴いてきますね。バチグンに素晴らしい2時間なので当日券買った方がいいですよ。

そしたら明日からはシュテファン・テミング&マルグレート・ケールのツアーが始まりますね。めまぐるしいですね、芸術の秋ですね。本当に。

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