オリンピックの演出でダメージを受けた楽器はピアノだけではありませんでして、オーケストラが演奏してたやんけ、ずぶ濡れや。演奏者はポンチョかぶってたけど、楽器は雨でぬれぬれ、これはいかんでしょ、という声が絶賛あちこちから聞こえてきてたわけです。まさかいつも演奏しているような超高額な楽器は使っていないだろう、と思っていたところ、ル・モンド紙に詳細な記事が出まして、課金して読んでみたところやはりお安い楽器、廃棄予定の楽器を使用していたということなので、とりあえず一安心というか、いやー安い楽器でも楽器は楽器だし、かわいそうなことをしました、という気持ちは残るというか。
機械翻訳を頼りに訳して読んだので間違っていたらすいません。演奏も、実際に演奏していたとはいえ、一般の耳にきこえていたのは事前に録音されたもの(いわゆる当て振り、という手法です。「口パク」と同じ事です。ろぱく、ではなく くちぱく とお読みください。えっ!知ってた?)だったとはっきり書いてあります。イヤモニをつけた演奏家たちは、自分たちの演奏が音源と合うように最大限の努力をしたそうです。
演奏していたフランス国立管弦楽団は、雨が降ったら演奏しない、という警告を発していたそうですが、雨降るわこれ、となった時、パリ管がどうやら楽器を持っているようだと言うことを知り、急遽連絡をとって楽器を手配、なんと緊急車両(トラック)をサイレンを鳴らしぶっ飛ばして間に合わせたというから、なんというか、実になんというか手に汗握るハラハラドキュメンタリー!!
いや、ハラハラはもっとあって、なんと、あれっ!コントラバスの弓が入っていなかった!!なので最後はチャリで。チャリが演奏10分前にお届けしましたイヤッホゥウウウ!!!
・・・・・・というか、雨を想定しないとか、実にラテン的な!!これ日本でやったら担当者激詰めされる案件だと思うんですが、きっと自己主張の恐ろしく強いパリの方々ですから、俺は知らない、私は関係ない、と全員逃げ切ったことでしょう。
準備しとけや。
いや、日本でも同じような事が起こりうるな。これは他山の石、というやつですね。明日は我が身。いろいろとバックアップは考えておかなければなりませんね。このほかにもいろいろ「うおお」な事実が書かれているル・モンド紙の記事は課金して読む価値ありますねこれ。
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