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鬼才パオロ・パンドルフォが20年ぶりに来日中です。

ルネサンスからジャズまでを縦横無尽に演奏する世界のヴィオラ・ダ・ガンバの鬼才、パオロ・パンドルフォがおよそ20年ぶりに来日しているんですよ。昨夜は名古屋のハレ・ルンデで無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバリサイタルを開催し、熱心なファンの皆様の心をわしづかみにして帰って行ったんですね。3時間におよぶバッハの無伴奏チェロ組曲の全曲演奏会。衝撃的なテクニック、そしてあまりにも自由自在な装飾音や即興演奏に唸ったぜ。

チェロのための組曲は少ないが、ヴィオラ・ダ・ガンバのための組曲は100を超す。なのでガンバ奏者は組曲の演奏のなんたるかをよく知っているのです。と言われたら、ほおおお!と納得しちゃうやんけ。名古屋の、昨夜ご来場になった皆様はラッキーだった。すんばらな音楽のシャワーを浴びることが出来たから。

それにしても準備段階で私は「うおお」と思ったんですよね。なにがうおおだったか。航空運賃がめちゃくちゃに、べらぼうに高かったんですよ。夏はやばそうだからさっさと取ろうぜ!とご本人を急かして桜の咲く前、つまり3月に予約をしたんですが、ITA(昔アリタリアと言った会社)の直行便が、安く取れるどころか、倍どころか、んなんと3倍した!っていうとんでもないお値段。

しかもこれ最後の2席やがどないする?(ヴィオラ・ダ・ガンバは本人分だけでなく楽器用のお席を買わないといけないので2席必要なんです)って電話口のイタリア人おばちゃんにドスの利いた声で迫られたら、そりゃあもう腹をくくって買うしかないよね。ネットでは完売していたのが電話したらなぜかひねり出てきた3倍の席。買うでしょ。今。

高額チケットならお値段以上ニトリなサービスが期待できればいいんだが、飛行機の運賃に関して言えば1倍でも3倍でもサービスは同等。嗚呼なんということでしょう。見込んでいた利益のほぼ全てが、と言うと言い過ぎかもですが、カナーリの部分が吹き飛んだのは事実で、弊社が主催(ホール共催)の、あさっての横浜公演の券売が好調で完売した、つまり売上が限界まで立った、だがしかし手元に残るんはこれだけなんかシクシク、という悲しい事象が発生したのだった。

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だがそれはそれ、これはこれである。演奏は素晴らしかったんだから。プンプン(怒るところではない)。なあ、みなさん!昨日は超絶愉しんだと言う方、この指に止まってほしい。

いまだから言おう。さまざまな理由で昨夜の名古屋公演の前日に、超ギリギリに来日したのである。疲れ、あるいは時差ボケは大丈夫なんか、という、一抹の不安があったのですが、そんな心配は全く640であった。むよう、である。元気いっぱい、さすがイタリアン!ビバ・イタリア!

あさってのチケットをお持ちの皆さん、楽しみに待っていてください。ビバ!!(しつこい)

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