イギリス屈指のオペラハウス、ロイヤル・オペラは別名をコヴェント・ガーデンというのですがそれはコヴェント・ガーデンという場所、地区にあるからで、つまりまあ銀座と言えば歌舞伎座、とか、水道橋といえば東京ドーム、そういう意味合いですかね。ちがうな、甲子園といえば阪神、と言うべきなのだ、関西人ならば!!よみがえれ私の関西魂!!!おっしゃ!!
コヴェント・ガーデンでおとといの晩にトラブル。《イル・トロヴァトーレ》の上演が終わってカーテンコール中、出演者の一人が、パレスチナ国旗を持って登場。
この出演者は、テレグラフ紙によるとクイア(性的マイノリティ)のダンス・アーティスト、ダニエル・ペリー氏とのこと。ロイヤル・バレエ&オペラは「全く不適切であり、突発的かつ許可のない行為だった。政治的な公平性にたいする当団の方針にも沿っていない」と火消し。
客席からのスマホ動画が投稿されております。演出家でロイヤル・オペラのディレクターを務めるオリバー・ミアーズが旗を奪おうとして失敗している。
どうすればパレスチナに平和がもたらされるのでしょうか。このダンサーは今後しばらくはロイヤル・オペラはおろか、各地で出演を拒否される可能性が高いですね。それをわかったうえでなお行動したことに対して敬意を表するべきなのか。もっとほかの方法はなかったのか。そこである必要があったのか。
このような明確な抗議活動が世界にとって、あるいは本人にとって少しでも意味のあるものとなることを願いますが、これによって自分の人生めちゃくちゃや!と10年後20年後に本人が後悔するようなことがなければよいのだが、とも思います。
腰が引けている!と思われるでしょうか。しかし、行動には責任が伴うし、オペラのカーテンコールという場で、このような行動をすることについては、良いことなのかどうなのか、考えてしまいますね。
分断が進むという言葉が当てはまるような気もします。それでも、平和は常に求めないといけません。平和は努力して勝ち取っていかなければなりません。
すくなくとも、こうして、遠く離れた日本でも「この行動はどうなのだろう、だが・・・・・・」と思う人(すいません不肖わたくしのことです)がいる、ということだけでも、特筆すべき立派な行動だったのかもしれません。
わからないですね。パレスチナに平和が訪れますように。
コメント
コメント一覧 (1件)
ダニエル・ペリー氏は今後の大きな代償を伴うでしょう。
それだからこそ彼の勇気ある行動を強く支持します。
西側全政府の「暗黙」によるパレスチナ大虐殺は今更に苛烈を極めています。
ダニエル・ペリー氏の行動は、こうやって世界的な話題となりました。
大海の一滴かもしれませんが、しっかりと世論形成の一助になったと思います。