コンクールというもの、受ける側としては誰もが避けたいが、しかし自分の極限を知る、体験するという意味において、こういうことなのか、ということを知れる貴重な瞬間でもあります。むかしショパンコンクールのドキュメンタリーで、演奏中にピアニストが気絶する瞬間が流されたことがあったと思いますけれど、そしてその人物には後日再度チャンスが与えられたというナレーションが流れたと記憶していますけれど、そのような極限を知っている、という人とそうでない人とはもしかすると違うかもしれない。
あんな恐怖の瞬間にいた、という事実が心の支えとなり、自信となり、強い人へと成長していける。そういう場所なのかもしれません。
プラシド・ドミンゴが1993年に創設したコンクール、オペラリアはこれまでに数々のスターを生んできました。毎年違う都市で開催され、スポンサー探しを一生懸命やるねん、と関係者から伺ったことがありますが、今年は上海で開催されるということがアナウンスされております。開催されていない年もあって、その年はスポンサー探しがうまくいかなかったのかしら、とリアルな事を考えたりします。
3年とか4年とか5年に一回とかいうコンクールも多いなか、毎年やろうよという心意気もすごいですし、それが若者たちにとっても、自分の一番の旬が5年に一度だと過ぎてしまう、みたいな不公平というか、そういうのもやわらぎますね。あると思っていたらなかった、という肩透かしはあるかもしれませんけれど。
オペラリアが中国に行くのは2012年の北京のとき以来、14年ぶり2回目。10月26日から11月1日まで。参加出来るのは20歳~32歳まで。締め切りは5月12日。
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