1935年うまれ。ロンドン交響楽団で1964年から2000年まで首席ティンパニ奏者を務めたクルト=ハンス・ゲーディゲさんがお亡くなりになりました。ロンドン交響楽団ではケルテス、プレヴィン、アバド、デイヴィス、ブーレーズ、バーンスタインなどと共演した大物のなかの大物。
また英国王立音楽アカデミーでもティンパニと打楽器の主任を務めた。2004年にはスコットランドへ行き、王立音楽院のティンパニおよびパーカッション科の科長を務めた。2023年9月、88歳で退職。
教育の現場とは言え、88歳までお仕事をしていたとか、とんでもないことですね。次世代が育たないわ、クスン、みたいなことになっていなければいいのですが、いや、次世代は勝手に育つ、いや、育つというか、あらゆる技量は見て学ぶ。背中をみて、盗め!1(昭和的な発想)
とはいえ、世の中の皆様、私も含めて、どなた?という方も多いと思うんです。そんな方にこっそりお伝えすると、映画《スターウォーズ》や《インディ・ジョーンズ》のサウンドトラックでティンパニを叩いてた人物だ!!
という事を知ると突然リアルにその名前が響いてくるから驚きじゃないですか?中国ご旅行紀にも書きましたが、突然、インスピレーションがチカチカと沸いて出てくる。そう、ニューロンがスパークするのだ!!
よくわからないことを言っていないで、オリジナルサウンドトラックでも聴いて、追悼しよう。ジョン・ウィリアムズの音楽も、このような偉人たちのおかげで、私たちの胸に迫ってくることになったのでした。
そして次世代が、というか、もう次々世代、ぐらいになりますでしょうか。新たな世代の名手が輝いて行きますように。
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