BBCの特集記事がめちゃんこおもろい。2019年の大火事で大変なことになったパリのノートルダム大聖堂は、およそ7億ユーロをかけ、6年後の2024年に修復が完了したということなのですが、見た目も若干違えば、響きも変わった、かもしれない。
壁も綺麗に清掃されたから、カーペット類などがなくなったから、オルガンも綺麗になったから、などいろいろな要因もあるようです。明らかに見た目も明るくなり、それも影響しているだろうというのもいいですやんか。見た目が聴覚に影響するというのはどうやら調査されて知られているところのようですが、見た感じでなんか違うな、音も違うなって思うのは、単なる錯覚だったとしてもなんかいい話ですね。
そらあ燃えて、それが修復されたんだから違っても当然だがな。人はどういう気持ちでそもそも、そこに再び立って、そこで再び聴くのだろうか。人間の記憶なんて曖昧だぜ、っていう風に片付けるのもいいですし、科学的に計測して(8%、残響時間が減退したそうです)違いを出すっていうのも面白いですね。
ナポレオンの戴冠式の絵を見れば、あらゆる表面が布で覆われている、それが火災後の状況に似たものになっている、という表現も面白いですね。歴史があるわさすが。1804年ですね。221年前か。ベートーヴェンが激怒したやつな。てめえ!てめえも愚人だったのか!!ガリガリガリイィィーッ!!(怒りにまかせて交響曲第3番の表紙の一部を削った音)
こんなことにために超長文の特集記事を出すっていうのもとんでもなく興味深いことだ。しかもフランスではなくイギリスの新聞がね(フランス語では既にどっから出ているのかもしれない)。さすが、大英帝国や。
こんどまたノートルダムに行くことがあったら、音響の違いに耳をそばだててみたい。きっとそのシグニフィカントな違いにびっくりするに違いないだろうから・・・・・・(ノートルダム大聖堂で音楽を聴いたことのないやつが言うなや)。
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