アンナ・ネトレプコ、5年ぶりにアメリカへ

2019年以来およそ5年ぶりに、アンナ・ネトレプコがアメリカで歌うということでざわっとしております(このブログは昨日もざわっとしているな!)

パンデミックがあり、そのあともロシアの政権に近いということでアメリカでは歌う機会が絶えていたわけですが、来年2月3日にパームビーチ・オペラのガラ・コンサートで歌うことになったということだそうです。

すでにウィーン国立歌劇場管弦楽団、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、ベルリン国立歌劇場でも歌っていて、拒否しているのはメトロポリタン歌劇場はじめアメリカだけになりつつある、のでしょうか。日本でも歌いましたしね。だんだんと世の中的にも幅広くまあいいか、というような雰囲気にもなりつつある、ということかもしれませんね。

ネトレプコは最近離婚したので、おそらくテノールの元ご主人はついてこない。つまり純粋にネトレプコだけ。だから出演料は安くなるのだろうか。もしかするとネトレプコだけになったからもっと高いよ、といった交渉が行われていたのではないか?

ガラ・コンサートというのはたいていチケット代金が高いものなんですが、この公演のチケット代金は1250ドルから、つまり約18万円(ただしディナー付き)から。げえっ!!ディナー付きとはいえこれだけ高い金額をつけられるのだからアメリカさんすげえや!!間違いのないように書いておくと、1250ドルは一番安いチケットです。

なお会場はホテルなんですよ。ザ・ブレイカーズという高級ホテルのボールルームかなにかみたいで、オペラハウスではないので参加出来る人の人数もかなり制限される、ということも値段に反映されているのでしょう・・・。たぶん200-300人とかそれぐらいしか入らないのではないか。勝手に想像してますが、仮にですよ、300人が平均単価30万だったら9000万。うーむ。これぐらいの収入があれば収支のバランスはとれるか?足りないか・・・?

次に安いのが3000ドル、ただしこれはペアチケットなんですが、44万円。ひとりあたり22万円。「もっと高いのもあるよ!いますぐ買えるよ、ほしい人は問い合わせてね!」とパームビーチ・オペラのサイトに出ているので、お金がだぶついてしょうがないあなたはぜひこの冬はフロリダへ!あたたかくて快適だよ!いまこの瞬間、円高に向かって動き始めていますが、ビッグマックが800円以上するので気をつけてね!

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