ピアニストのアルトゥール・モレイラ・リマが死去。1965年ショパン国際コンクール2位

アルトゥール・モレイラ・リマがおととい、2024年10月30日に亡くなりました。84歳。1993年から住んでいたアメリカのサウスカロライナで。この1年間は大腸癌と闘っていたそうです。

モスクワ音楽院で学んでいた1965年のショパン国際コンクールで第2位に入賞し、ブラジルを代表するピアニストの一人でした。

私がアルトゥール・モレイラ・リマの名前を初めて目にしたのは恐らく小学生ぐらいの頃で、祖父の家にあったCD、確かショパン名曲集とかで、白っぽいジャケットで、ダン・タイ・ソンとかの名前も入っていたと記憶しますが(いま思えば贅沢なコンピレーションアルバムだったかもしれない)、アルトゥール・モレイラ・リマ、という不思議な響きのする名前が頭に刻まれたのでした。

アルゲリッチが優勝した回のショパン国際コンクールで2位の人だぞ、珍しいブラジルのピアニストだぞ、と私の頭が認知するようになるにはそのあと10年ぐらいが経過していたのに違いない。

前回2021年のショパン国際コンクールでは審査委員もやっていて、それを知ったときはうお、まだご健在であったか!(失礼な物言いをして申し訳ございません)、と思ったのでした。

てかブラジルのニュースサイトを見ていると、1940年うまれ、1949年にはブラジルの主要なコンクールで入賞していたようなので、やはり才能は裏切らないということですか。ブラジルではコンサートの普及活動を頑張ったとあり、テレビ局でトーク番組の司会?をしたり、ブラジル全土をトラックでまわる500回を超すコンサート活動をしたり、といったことをやっていたようです。

でかでかとトラックにご自身のお写真が載っていて。これどういう仕組みなんや。トラックがパッカーと開いたらモレイラ・リマがピアノの前に座っていて、アーチーチーアーチー!!!と一曲絶叫してまたトラックが閉まる。109前。とかそういうことだったら大爆笑だね(意味のわからないことを書いてごめん)。

しかしトラックを使って普及活動とか、奇抜だしなかなかやれることではなく、どうやって実現したのか、という点も気になります。

我々もがんばっていかないといけませんね。

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