ドイツ大学教員連盟の2025年度最優秀教授にニルス・メンケマイヤー(ヴィオラ)

日本にも定期的に来日している(ですよね?)ニルス・メンケマイヤーですが、初来日に関わらせていただきまして、高崎でリサイタルをしたのですがね。その日に、大雪が降ったんですよ。よく覚えている極めて印象的な公演の一つですね。

関東地方に大雪が積もっていろいろ麻痺してやばかった時なんですよね。新幹線は動いていて東京駅には到着したのだが、そこからがだめやった。電車がビター!!ととまっていた。メンケマイヤーは友達に会うでと言って東京駅で消えていったのだが、私は丸ノ内線で荻窪まで行って、そこから当時住んでいた武蔵野市のマンションまで6km、2時間ぐらいかけて歩いて帰った。吉祥寺東急の向かいにあるセブンイレブンで肉まんを買って食べてあたたまりながら。帰宅したのは午前2時ぐらいであった。

ね、そうそうない、いい思い出でしょう?

いろいろな人を招聘しましたけれど、演奏以外のことでいちばん印象に残っている招聘企画の一つだったと言えましょう。

その、ニルス・メンケマイヤーが!!なんとドイツ大学教員連盟の最優秀教授に選ばれた!!ということで、おめでたいことだ。

メンケマイヤーは2011年からミュンヘン音大で教授を務めていて、ソリストとしての国際的な活躍に加えて、社会的プログラムへの貢献が評価されたとのこと。特に2016年に設立したクラシック・フォー・オールというフェスティバル、普段クラシック音楽に接する機会のない難民、ホームレス、精神疾患を患うひとなどにクラシック音楽を届ける、という試みだそうです。その成功が評価されたと。

しかしドイツ全土から、つまり、芸術とかたぶん関係なく全ての教授のなかから選ばれた(と思うけど)というのは、なかなかすごいことですね。

おめでとう、ニルス・メンケマイヤー!(時々Facebookで「いいね」してくれているのを私は知っている)

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