カタカナではマイケルと書くべきなのか、ミヒャエルなのか、それともミシェル?ミカエル?ミケーレ?
とりあえずみんなマイケルって言ってる気がするからマイケルって書くね。あのバレンボイムの息子であり、ヴァイオリニストであり、オーケストラでも演奏するマイケル・バレンボイム。実は私はマイケルと二人で大戸屋に行ったことがあるんだぜフフフ(誰得情報)。
マイケルは、大きな批判を受けながらも、パレスチナ支持を明確にしていることでも知られているのですが、このたび当分の間イスラエルに戻るつもりはない、と発言したそうです。10年や20年後はわからないけれど、と。
これはバレンボイムが所属するウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団とは関係のない個人的な見解であること、ただし、彼らの考えと矛盾するものではない、とのこと。なかなか踏み込んだ発言。イスラエル・フィルから招待を受けても行くことはないだろう、また国が運営していないアンサンブルであっても、イスラエルからの招待は受けない、と。加えて(ユダヤ系の力が強い)アメリカにも行かない。
ユダヤ系の演奏家、関係者、篤志家も多いクラシック音楽業界においてこの発言はなかなかインパクトのあるものだと思われます。信念を持って発言し続けることは自分が傷つくことにもなるのだと思うのですが、なかなか出来ることではないし、実際にしている人もいないので、この発言は際立つ、目立ちますね。なおバレンボイムは自分自身もユダヤ人なので、そういう意味でも、はっとさせられると言いますか。我々も遠く日本からではありますが、考えさせられるし、考え続けないといけない問題です。バレンボイムの発言は私としてもリスペクトしたい。
ところで話は変わりますが昨晩、NHKラジオ第1放送に昨晩生出演させていただきました。お聴きいただいた皆様ありがとうございました。聴き逃しもあるのでよろしければこちらからどうぞ。お招き頂いてありがとうございました。高橋源一郎さんにこのブログを読んでいると言っていただき、とても励みになりました。毎日ちまちまと東京の片隅から発信していますが、やっぱほら、読んでる、おもろいな、と言って頂けると劇的に嬉しいものです!ありがとうございます!もっと褒めて!!
バレンボイムのように、批判を恐れず継続的に政治的な発言を続ける、というような強い信念を持っているかと言われれば、ないかも、というへなちょこなのですが、でも、クラシック音楽を楽しんでほしい、もっとみんなこちらの世界へ、ようこそおかえり、という気持ちは誰にも負けないつもりでいます。
とはいえ、まあ固くならず、ゆっくりしていって下さい、という気持ちでもおります。このブログでは難しい調味料とか、せんばこきとかも使わないんで、足を崩してリラックスして、っていうスタンスなんで(おまえは山本ゆりか)、ラジオ聞いて初めて来た、という方もよろしければぜひ、いろいろ本ブログを眺めていただいて、ほーん、クラシック音楽っておもろいんやな、こんどコンサートいったろか、ぐらいに思って頂けると嬉しいです。また明日も来てね。
コメント