やはり中国かという思いであります。中国には勝てない。日本のクラシック音楽教育が全盛だった頃にはこういう話はあったかもしれませんが実現はしていません。しかし21世紀の今、実現が可能なのだ。そう、中国ならね。いやー、話のスケールが違いますわ。著名音楽院がそのまま中国に分校を作っちゃうっていうんだからすごいことですね(なおジュリアード音楽院も天津に分校を作ってます)。うむ。上の画像見てくださいよ。キャンパスもでかそうですね。土地がない東京ではこうはいかないよね。
なおメニューイン音楽学校はご存じヴァイオリニストで教育者のユーディ・メニューイン卿が自信の名前を冠して1963年に設立した音楽学校で、イギリスのロンドン近郊(左下)にあります。もうちょっと詳しいことを知りたい方はWikipediaとかに行ってきてください。
この学校がチンタオにビールを、いえ、チンタオに分校を作るなんて言うニュース、知らなかったなあと思ってちょいちょいのぱーと調べて見ましたところ、出ました。ありました。2019年には発表されていたのですね。コロナ前ということになりますね。2022年8月開校ということで、出来たてのホヤホヤであります。湯気が上がっているのである。
文化、価値観が、展望の共有が、パートナーシップが、などとさまざまなお題目が書かれていますけれど、身も蓋もないことを言うと「お金ほちい」ということになろうかと思うのですが、それでも、やはり英国の一流の音楽学校と同等、あるいはそれに近い教育を受けられるというのはミリキ溢れることではないでしょうか。うらやましいぞ中国の若者たち。デアー!!
しかも集める生徒の数もまたスケールが違うよね。とりあえず320名、さらに新しい建物が完成したら850名まで増やすって言うのですから。地元の雇用も生むし、Win-WinどころかWin-Win-Win-Winぐらいでみなさんニッコリされることは間違いありません。ニコニコニコニコ。
基本は弦楽器と鍵盤楽器を多数募集し、すでに木管と金管も募集している。そして最終的にはすべての器楽声楽分野を網羅し、オーケストラも設立するということであります。もちろん室内楽も充実させると。大変重要なことです。メニューイン音楽院青島オーケストラっていうのが将来的に有名なユースとして世界を席巻する時が来るかもしれない。
わくわくするし、こんな雄大なことを考えられて、しかも資金調達が出来てしまう中国に脱帽せざるを得ません。日本の我々も頑張っていこうぜ。
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