世界一の巨大洞窟でオーケストラのコンサートを。ゲストはヨーヨー・マ

馬と書いて友がふたつ。つまり、馬友友と書いてヨーヨー・マ。あるいはマ・ヨーヨー。世界的チェリストです。このブログを読んでいる方なら大抵の方はご存じのお名前ですよね。知らないという方、いらっしゃますか。恥ずかしいことでも何でもありません。最初は誰だって無知なんです。私も知ったような顔をしてブログを書いていますけれど、知ったかぶりをしているだけなんです。だから心配は無用。馬とくれば友達だ。

それでは自然はお好きですか。私は大好きです。なんなら大都会や人混みは疲れるしあんまし好きではないのでわざわざやや不便な東京の端に住んでいて、山が見えるマンションにいます。

ほーさよか。

それにしても先日ちょっとお伝えしましたけれど、長久手で自然の中でコンサートをやるっていうのをやってましたけれど、コンサートホールを出て、コンサートをするっていうのもいいですよね。のびのびとしていて、窮屈さが軽減するよ。

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というわけで、このたびアメリカのケンタッキー州にあるルイヴィル管弦楽団では世界最大と言われる洞窟、スリル満点のマンモス・ケーヴ(全長600km!!)で今度コンサートをするんだって。4月29日。洞窟の中のラフィネスク・ホールと呼ばれる広い場所で。入り口から往復1.2km歩く、合計130段の階段がある。

https://louisvilleorchestra.org/concert/teddy-abrams-and-members-of-the-louisville-orchestra-to-perform-in-mammoth-cave-with-special-guest-yo-yo-ma/

いいですねこういうの。わくわくするわ。予算がどっかからついたようで、なんとチケット代は抽選の参加費1ドルだけっつうからいいじゃないっすか。

町おこしにぴったりかもしれない。

はっ?

いきなりすいません。最近、というわけでもないですけれど、国際コンクールとかが町おこしの象徴みたいになっていたりするんですけれど、自然のなかのあちこちでコンサートをするっていうのもやりかたとしていいかもしれませんよね。いろいろな場所で、自然を愛でながら音楽を聴く。こういう洞窟があるんだ!ということが多くの人たちに知られるし、参加出来なかった人もこんどこの洞窟いってみようか、という気持ちになるかもしれない。

コンサートホールの密閉空間もええけど、こういう場所でやるのもまたいいよね。なお洞窟内の温度は12度、座席はありません。自由に歩き回って良いです。演奏時間は45-60分です。

洞窟っつうことでどれだけの大音響になるのかわかりませんけれど、しかも合唱団つきオーケストラの新作っつうことで(曲を書くのは音楽監督のテディ・エイブラムス。ユジャ・ワンが演奏して録音した作品の作曲家ですね。これ↓)

実際に現地に行ってインスピレーションを受けたテディがその音響を頼りに作曲すると思うんですけど、爆音祭りみたいになって、ガラガラと音をたてて洞窟が崩れてきたらどうする、みたいなちょっとした不安も私個人の中にないわけではありません。でもそのあたりもしっかりと調査されていてクリアになっているんだと思いますよ。

洞窟コンサート、みなさんの我が町でもやってみてはどうでしょうか!!

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