リーズ国際コンクールと言われて詳しい方ならルプー、ペライア、シフ、内田光子、フォークトといった名前が出てくるでしょう。シーララ、ソヌク、グリャクぐらいまで出てきたら相当で、前回の覇者ベイセンバエフはカザフスタン人、98年生まれ25歳とまで言えたら完璧だ!なお私はカザフスタンまで憶えていたぞ(ググったら合っていたぞ)ほめて。アジア的な、オリエンタルな顔つきなんですよね。
さて今年のピアノコンクールといえばイギリスのリーズで開催されるリーズ国際コンクールで、9月半ばにファイナルがあるわけです。ほんで出場者65名が先週か今週に発表されたんで、気になる方はここに行ってみてきてくれ。そのリーズで新ルールが導入されたのであります。なにか。
ブラインド審査(審査委員の前についたてとかが立てられて、審査委員は演奏者の姿を見ることができない)を導入するというのであります。ブラインド審査は昔からあることなんで、それほど仰天することではないのかもしれないけれど、リーズ国際として初の試みのようです。
なんでブラインド審査するのかというと、公平性を期すためということですね。人は見た目で判断されてはならぬ、人種、性別、衣装、身振りそのほかが審査委員に影響を及ぼすことを避けると言うわけだ。
リーズが特に重視しているのが男女差別ということのようで、過去20回のコンクールで女性が優勝したのはわずかに2回ということで、それをどげんかせんといかんっちゅうことですね。世界で活躍する女性ピアニストは多いのにコンクールで優勝する人が少ないのはなんでか!どげんかせんと(以下略)。
たぶんオンラインでコンクールは中継されるはずで、視聴者の目は遮られないはずなんで、視聴者と審査委員との間で評価が全然違うというようなことになるとそれはそれで興味深い印象をみんなで共有することになるのかもしれません。
なお、このほか女性作曲家作品の優れた演奏に贈られるアレクサンドラ・ダリエスク賞っていうのが設けられるんだそうです。なるほど。ダリエスク、アウトリーチでいっしょに武蔵野市第一中学校に行ったよな。元気かな。このアウトリーチで一番みんなのテンションがあがったのは、アウトリーチが終わってさあ戻りましょうという瞬間に教頭先生が、えー、ここにいらっしゃる山根さん、この方の奥様は、一中の出身です!といきなり言われて、「え゙え゙え゙ーっ!!ドッカーン!!」となった瞬間よな。わかものは恋バナが好きよの。
ダリエスクに申し訳ない、という気持ちがちょっとだけ、一生引きずるんだろうな(本人にはなんで子供らが突然ドカーン!となったのか言ってないので伝わってないはず)。
リーズ関係ないやん。
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