ラン・ランがデンマークで新しく創設されたダフネ賞を受賞。賞金1億超え。

ラン・ランという名前はもはやビッグネーム過ぎ、なぜか話題になることがなかなかないというか、実際に弾いている姿がもはや想像がつかないというか、なんかこう、雲の上というような感覚になるのは私だけでしょうか。

中国が生んだ大スターピアニスト。先月北京のNCPAという玉子みたいなどでかいホールに行ったとき、ロビーにはやっぱりラン・ランの写真がありましたし、中国でも間違いなく大スターなのだと思います。

近年、持つ者はより持つ、持たざる者はより持たない、がどんどんと顕著になっているように感じます。そしてラン・ランはもちろん持つ側の人です。カーネギーホールにたどり着くためには練習練習練習。ラン・ランみたいになるためには?練習練習練習、そして才能+運。

ではもう一つ小話。クライスラーがラフマニノフとコンサートで演奏していた。クライスラーは演奏中、どこを弾いているかわからなくなってしまった。ところがラフマニノフは演奏をやめない。クライスラーはラフマニノフの方に近づいて行き「いまどこ?」と小声で尋ねる。ラフマニノフは演奏する手を止めることなく、間髪入れず答える。「カーネギーホール」。

ラン・ランはこのたび、デンマークの新しい国際的な文化賞、ダフネ賞を受賞することが決まり、65万ユーロをゲッツする!!65万ユーロはおいくらかといいますと、なんと1億円超えです。円が弱すぎる、、、!!いや、円が強かったとしても、とてつもない金額だ。

「デンマーク研究財団は、ピアニストのラン・ラン氏を第1回ダフネ賞受賞者に選出しました。これは、ラン氏の卓越した芸術的存在感と音楽の社会的側面への献身を称えるものです。

ソプラノのセレーナ・サエンス氏とテノールのジョナサン・テテルマン氏には、それぞれダフネ・ネクスト・ジェネレーション賞が授与されます。表現力豊かな声と情熱が高く評価されているジョナサン・テテルマン氏は、同世代で最も人気の高いテノールの一人に急速に成長しました。輝くような声と卓越したテクニックが高く評価されているセレーナ・サエンス氏は、国際的なオペラ舞台で最も期待される新進気鋭のソプラノ歌手の一人です。」

若き歌手2名にも10万ユーロずつ(1800万円ぐらい)が授与される。素晴らしい。

1億をゲッツしたらなにをする。しかし、これまでラン・ランは若者を育てるために様々なことをしてきた人でもありますから、きっとこれからもそのような活動を続けていくでしょうし、直接的にこの1億円がそういう風に用いられなかったとしても、いいじゃない?こうしてクラシック音楽でも稼げるのだということが、若者たちのモチベーションにも繋がるわけですから、ここでうらやんだり嫉妬したり、叩いたりするのは間違いなのです!

さあ!俺たちも1億円の賞金を目指し!オーイエー!で、あなたはいまどこに?カーネギーホール。

全然意味わからんな。

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