今年のショパン国際コンクールで第2位に入賞し、ピアノ界の藤井聡太や!!と世界中が色めき立った(立っていません)カナダ出身のスペシャルピアニスト、ケヴィン・チェンがドイツ、ハノーファーに拠点を置く音楽事務所、リウ・コトウ・インターナショナル・マネージメント&プロモーション社と契約を結んだということで、またしても世界中が色めき立っています(立ってい・・・るよね多分)。
この事務所はドイツにありますが、シャネン・リウという台湾出身の女性と、グジェゴシュ・コトウというポーランド出身で、かつてシマノフスキ弦楽四重奏団でヴァイオリン(すいません、ヴィオラだったかも?うろ覚え)を演奏していた男性がつくった会社でして、グジェゴシュには会ったことはないですがシャネンさんんとは三鷹で熱燗を共に飲んだ仲です。良くわかりませんか、判りませんね。
お二人はご夫婦でして、それぞれの利点を生かして、つまりシャネンさんは中国語圏という巨大なマーケットに強いし、グジェゴシュさんはポーランドに強い、その二人がドイツといういわばヨーロッパの中核の国でやっている、ということで三方向に強い、というようなことになりますか。実際今回のショパン国際コンクールの優勝者、入賞者の世界ツアーはこの会社が取り仕切っているそうです。そう聴くとなるほど!という感じでしょうかね。
実は前回の優勝者ブルース・リウも優勝直後にリウ・コトウと契約を結んでいて(今はKDシュミット)、そのあたりからリウ・コトウの存在は大きく注目されるようになってきたのではないか、と、感じています。ちなみにリウ・コトウはカティンこと角野隼人のマネジメントも手がけていますね。
そういうわけで、前置きが長かったのですが、ケヴィン・チェン。ケヴィン・チェンはこれから恐らくすごく伸びていくのではないか、と感じています。なんせ爆裂に弾ける。つまらない、運動会、などといった批判もあるようですが、爆裂に弾けるというのはものすごいことです。音も綺麗だし。出る杭は打たれる、だが出過ぎた杭は打てません。そういう人です。
これからが大いに期待されるピアニストです。日本ではノヴェレッテが引き続き招きマネジメントをすることになっているので(同社に確認済み)、日本でもいい感じで活躍されることでしょう。
ビバ!若者と若者の未来!


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