ケント・ナガノ、スペイン国立管弦楽団・合唱団の首席指揮者に

ケント・ナガノの耳の良さについては大学の後輩から話を聞いたことがあって、めちゃくちゃ耳がいいんですよ、めちゃくちゃ細かいところまで聞こえてるんですよ、ということであった。

音楽家に求められる能力の一つに、ていうか絶対的に必要な能力に、耳がいい、というのがあります。しかし耳がいいというのも、味がわかる、とかと同じで、良し悪しがそうそうわかるものではないですし、判ったからといって、そこからさらにいい音楽を奏でることが出来る、というのはまた別問題なんで、そこもまた難しいところ。でも、耳がいいのは絶対的に必要な条件だ!!

ケント・ナガノがマドリードのスペイン国立管弦楽団・合唱団の首席指揮者兼芸術監督になるそうです。2026年の9月からということだそうです。ハンブルク国立歌劇場の音楽総監督の職は2024-25シーズンで最後となるそうです。ハンブルクは2015年からなので、10年ですね。いい区切りですね。これまでにスペイン国立管弦楽団を指揮したのは3回、2018年にヘンツェを、2021年にフォーレとメシアンを、そして今年4月にハイドンの天地創造をやったと。今年のハイドンが決定的だったということですかね。そうでしょうね。出会いがあったわけだ。出会い大好き。

いまスペイン国立管弦楽団の指揮者はダーヴィド・アフカムがやっていますが、こうして日本にルーツのある指揮者が監督になるということなので、来日の機会もあるだろうか。

いまやオーケストラの来日公演というのはかなり難易度もあがっていますが、実現するといいなと思いますね。どなたかぜひ。いや、すでに計画があるねん、ということでしたらなおのこと素晴らしい。

ああスペイン行きてえ、サグラダ・ファミリア見てえ(それはバルセロナ)

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