フィリップ・ジョルダンがフランス国立管弦楽団の音楽監督になることが発表されました。2027年から。あと三年後からやね。
フィリップ・ジョルダンは知っている人は知っているが知らない人は知らない指揮者で(当たり前や)、パリ・オペラ座の音楽監督を2009年から21年までの12年間務め、2014年から20年までウィーン交響楽団の音楽監督、そしてウィーン国立歌劇場の音楽監督になったのが2020年でしたがこことは(こことは)うまくいかず、2025年での退任が決定していまして、じゃあどうする、アイフル、パリ振る、ということになりました。
われながらうまいギャグが生まれたものだ!!ハハッ。
意外なことにフィリップ・ジョルダンがフランス国立管弦楽団を初めて指揮したのは2022年10月、2年前のことだったそうです。パリの別の場所でポジションを持っている人が別のオーケストラを振るのは簡単ではないということですね。東京だけでなく、パリでも同じことなのだきっと。そう思うと親近感が湧きますね。
パリのオーケストラ事情も東京さながらややこしいですが、フランス国立管弦楽団はジャン・マルティノンやチェリビダッケ、マゼール、デュトワ、マズア、ガッティなどが率いた名門であります。
フィリップ・ジョルダンはスイス人ですけれど、どちらかというとフランス的なイメージもある人なんで、ベルリン・フィルからロンドン交響楽団へ行ったサイモン・ラトルと同じような、あるいは似たような動きをしている、という風に採ることもできますか?できませんか?ラトルと比べるのはあまりふさわしくないかな?
いずれにせよ、ますますのご活躍を!
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