先日名古屋で指揮者のマリン・オルソップと話をしていて「ボルティモアってどこにありますのん」っていう質問をぶつけてしまったぐらいにはアメリカの地理に弱い私です。そのあと「ニューヨークから下がっていってワシントンDCの近く」っていわれて、ああ、フロリダの方ですね?と言ってさらに無知をさらした私です。
ほんであんたらインディアナポリスがどこにあるか知ってんの?(半ギレ)。私はいまこれを書いている瞬間もわかっていません。インディ500が行われる場所であることは知っているんですけど。うん・・・・真ん中の上ぐらいじゃないかな。
・・・だめだ全然違った(Google mapを見て帰ってきた人)。
インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールは4年に一回の開催。始まったのはわりと最近の1982年で、今年で40年、11回目を無事に迎えております。一回目の優勝者はミハエラ・マーティン。二回目が竹澤恭子で2位にレオニダス・カヴァオコス。2006年の優勝者がオーガスティン・ハーデリッヒ。なかなかな名前が並んでおります。公式サイトのアドレスが超絶クールだから見て。
ヴァイオリンと言ったら俺らや。そういう圧を感じる!!
過去2回、6人のファイナリスト中5名までもがアジア系でしたが、今回も同じく6人中5人がアジア系。三回連続です。アメリカのコンクールは特にアジア系が躍進しているイメージが私の中で勝手にありますけれど、ご多分に漏れずと言うかアジア系が活躍しており、素晴らしいことだと思ったわけです。
ここだけの話ですが、日本のコンサートシーンにおいてはアジア系というとチケットの売れ行きが悪いというのが定説です。「クラシック音楽は白人がやるもの」というイメージが先行しているのが影響しているように思います。特別に図抜けた人たちたとえばユジャ・ワンとかミドリとかそういった人たちクラスにならなければなかなか集客が厳しい、と言われる。
しかしそれをどんどん覆すような若者たちが出てきて欲しいし、さらなる活躍をして欲しいと願いたいのであります。コンクールで優勝するだけではなくさらにその上を目指して欲しい。コンクールは通過点ですコンクールは通過点ですコンクールは通過点です。
インディアナポリス国際コンクールの優勝賞金は75000ドル。円安の今なら軽く1000万越えであります。いざゆかん!憧れの1000万円プレイヤーへ!!
コメント