2013年に発行されたアメリカ・グローヴ音楽事典(第2版)というのがあるようで、それはアメリカ音楽に関する最大かつ最も包括的な出版物、と自らを規定しているようですが、8巻にも及ぶ膨大な事典で、その出版にあたって編集長を務めた重要な学者、チャールズ・ヒロシ・ギャレット氏(2004年からミシガン大学で教鞭をとっていた)が58歳でお亡くなりになったそうです。お名前と顔つきから、日系の方なんだろうなと推測。
このような研究者の皆様のおかげで我々の音楽生活は豊かになっているのだ、仮に直接的にではなくとも幅広く間接的に、と思うと本当に頭が下がりますし、ひたすらにご冥福をお祈りしたいです。
私も本を書かせて頂いた際にニューグローヴ世界音楽大事典を参照しに図書館には行きまして、いくつかの項目について調べて見ましたけれど結局自分の本では使わなかった、という結論はありますれども、もちろん、事典以外で参照させて頂いた本においては参照されていたのかもしれないと思っています。なにより辞典を図書館でめくるのはとてもワクワクする瞬間でもありました。
ニューグローヴ音楽事典はいつか私も買いたい、いや、紙の辞典が買えるとベストですけれど、さすがに紙は場所も取るし最新の情報にアプデも出来ないので、オンライン版だろうな、と思いつつ、欲しいものリストの一つに入っているのであります。いつか買うぞ。
ところでウィキペディアのニューグローヴ音楽事典のページを見ると「ユーモア」という項目があって、「この辞典には実在しない人物が登場する」と書いてあるのに瞠目したわ。
悪ふざけ、いたずら、ということで紹介されていますけれど、これ悪ふざけで処理してええんか。こんなんがあったら辞典としての信頼度が全体でだだ下がりになるけどええのんですか?こういう悪ふざけをする人は冗談とはなんたるかがわからないやつだなと思う。
間違いだらけと専門家たちに言われるウィキペディアが辞典の間違いを指摘してるとか、こちらの方がたちの悪い冗談だぜ、なあ、マイケル?まったくだよ、ジョージ。
冗談は、適切な時に適切な内容でお願いします。
コメント