エドワード・ガードナー、サンカルロ劇場を巡る「マフィア」発言で謝罪

ナポリには一回だけ行ったことがあって、青の洞窟にも行きかけたのだが、波が高くていけんかったんですよ。島(カプリ島)までは行けたのですが、その先の船が出なかった。戻りの船も、行き先がナポリではなく急遽ソレントになりまして、帰れソレントへと、リアルでそういうことになったのだなと、今頃になって気がついて20年ぶりの答え合わせをしたわけだ。トルナ・ア・スリエント。

うまいこと言うな。

エドワード・ガードナーは言わずとしれたイギリスの指揮者。日本へはあまり登場の機会がないかもしれない。イギリスではよく知られた人なんだと思います。タイムズ紙のインタビューで(課金してないので読めないんですけれど)、ナポリにあるサンカルロ劇場の合唱団について、2つの敵対するマフィアで構成されていて、公演のたびにどちらか一方のマフィアが救急病院送りになる、と語ったという

これは刺激しますね。ナポリだし、とかつい人々も思ってしまうかもしれませんし。即座にナポリ市長でサンカルロ劇場の財団理事長も務めるガエターノ・マンフレディが反論。

ちなみにトリビアを差し込みますが、サンカルロ劇場は、ヨーロッパ最古の、現役の歌劇場なんですよ。初めて知ったときはそうなんか!と驚きましたね。ナポリでピザ、食べたよね。ペンネも食べたよね。美味しかったです。

そしてガードナーが謝罪。「皆様に心からのお詫びを申し上げます。合唱団とメンバーの一人一人に深い敬意と尊敬の念を抱いています」。とはいえ謝罪文全体を見ると、これはちょっと余計な事じゃないか、的なことも書いてあって、ダメージコントロールは難しい、と思いました。いや、もしかすると日本人が日本語で考えたときにそう思うだけであって、もしかするとイギリスではごくまっとうな表現なのかもしれませんね。

だが、人の事よりも自分の事を心配した方がいい。明日は我が身。毎日文章を書いている身として、発言や書く事には毎日気をつけなければならぬと思います。すべての人にとって正しく不快ではない意見や文章はないわけですが、それでも、日々のメールやLINE、あるいはリアルの発言含め、可能な限り気をつけて行きたい。

気持ちを引き締め今日も元気に、萎縮することはなく。

今日は中川優芽花がすみだトリフォニーホールでモーツァルトの17番を弾きます!当日券もありますのでぜひ!昨日のリハもうっとりするようなモーツァルトで、なかなか聴けないビューティフルな音楽でした。いいモーツァルトが聴きたい?では今日はすみだトリフォニーホールへ!(昼公演です)まずはインタビューを読んでから

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