ガーディナーの復帰、延期に

サー・ジョン・エリオット・ガーディナーは昨年夏の暴行事件が明るみになって以来(歌手に暴言+平手打ち)、活動を全面的に停止したままとなっております。

今年の3月にヘンデル《エジプトのイスラエル人》を持ち歩いてツァーする(3/18バルセロナ、3/20ルクセンブルク、3/22ロンドン、3/24ヴェルサイユ、3/26ハンブルクそして7/21ザルツブルク)、そして5月にベートーヴェンの交響曲全曲演奏会(5/13-18ロンドン、5/25-29パリ=1番と8番はない不思議な連続演奏会)で復帰する予定だったところ、昨日発表されたステートメントによりますと、さらに活動停止期間が延期になったようであります。

具体的な復帰時期は未定。今年のさらに後の復帰を目指したい、とありますので、はやくて秋以降になるのかなと。つまり1年以上のお休みが確定ということになるのかなと。

また声明によるとボードとオケと合唱団と本人とが合意、とありますが、続くガーディナーの文章ではボードが決定、とあるので、ここからボードつまり理事会がゴーサインを出さなかったと言うことがなんとなく想像できるわけだ。

昨今の炎上の一番の対策は何か。炎上をスルーしてそのまま通常運転というのが一番ダメージ少ない、という話も読みますが、ヨーロッパでの空気感は日本の感覚と違うかもしれない。プレゼンター(コンサートの主催者)が、指揮者は別の方にと言ったのかもしれないし、チケットが爆発的に売れないというような裏事情も、ひょっとするとあったのかもしれない(どうでしょうね)。もしくはリハ中にまたトラブったとか(まさか)。

みんながハッピーになれる時が早く来ることを願っています。

さてそれでは最後に問題です、そのガーディナーが設立し長年率いて・・・ピンポーン!!イングリッシュ・バロック・ソロイスツとモンテヴェルディ合唱団とオルケストラ・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク!!

正解!

3つすべて言えるかというところがポイントでしょうか。ちなみに最初に出来たのが合唱団で64年、バロック・ソロイスツが78年(前身のモンテヴェルディ管弦楽団が68年)、フランス語のやつが89年です。クラシック音楽検定3級レベルです。

暴力はダメ、絶対!!

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