ニューヨーク・フィル史上初の女性団員のドキュメンタリー映画とは

ニューヨーク・フィル史上初の女性団員っていわれて、いつぐらいの入団だと思われますか。正解は、越後製菓!!ではなくて、1966年。コントラバス奏者のオリン・オブライエンさんでした。

なんとオブライエンさんは、1966年から2021年までコントラバス奏者としてニューヨーク・フィルに在籍していたというから驚きではないか!55年ってどんだけ!しかもそのまえの10年間はニューヨーク・シティ・バレエで弾いていたというから、現役生活65年ってどんなすごい人生ですか。いま87歳、とあるので、単純に4引いたら83歳。80台の前半までオーケストラで弾いていたと。いやー、とんでもないですね。化け物ですね。

指揮者のキャリアも長いけれど、オブライエンさんのキャリアも爆なが。仕事こそ人生。わが人生。素晴らしいことですね。我々も見習いたいものだ。そうそう出来ることではないだろうけれど。

ストラヴィンスキーの新作を演奏、ストラヴィンスキー自身のリハーサルも体験し、バーンスタインとはマーラー9曲全てを演奏した、とか夢のような話ではないですか。みんな聴いてみたいよねそんな人の体験談。偉人たちと繋がっていた世代の言葉を。

オブライエンさんは当初このドキュメンタリーの制作には反対だったそうなのですが、説得されて出てくれてありがとう、ですね。後生に貴重な言葉が残されることになった。大切なのは残されること、そして残された言葉などから若い世代がインスピレーションを受け、よりよい音楽を作れるようになれることなんではないかと思いますね。

「自分がニューヨーク・フィルに入った頃、テレビンは持っていなかった。時間の無駄だと思っていたんですよね。ところがヤング・ピープルズ・コンサート(バーンスタインが喋りながら進める若者のためのクラシック入門コンサート)」をテレビでやっていると知って、テレビを購入することにしたのです」

なかなか味わいのある言葉やないですか。ほかにどんな事を語っているのか、は、まずはClassic FMのサイトへ、そしてさらに気になったあなたは公式サイトからNetflixへ。予告編は以下↓

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