イングリッシュ・ナショナル・オペラのマンチェスター移転計画実行中

ロンドンを拠点にするイングリッシュ・ナショナル・オペラがマンチェスターへ行け!じゃなきゃ補助金全額カットね、という突如としたやべーやつが降ってきて、めちゃくちゃ大変な思いをしているという話は聞いていましたが、どうやらそれは着々と実現へと向け話が進んでいるようである、ということのようである、ということです。どういうこと。

そういうこと。

それにしてもロンドンからマンチェスターへ、というのはめちゃくちゃ強引な話で、興行なるもの、お客様がおられなければ成り立たないんです。いきなり地方都市へどうぞ、と言われてはいそうですか、と言える人もなかなかいないでしょう。なかには面白がる人もいるでしょうが、大概の方は驚き~拒否反応ぐらいの感じだと思うんですよね。自分が同じ立場だったらどうする。泣くできっと。

いややー!!っていって泣き叫ぶんではないだろうか。マンチェスター側は、嫌なら来るな!って言ったようですが、それもよくわかる。本当にその通りやわ。でもいやなもんはいやや、そんな人の気持ちまではコントロール出来ますまい。

とはいえ、2029年までにしっかりとマンチェスター移転を遂行する、ということのようで、2027年春にはフィリップ・グラスの「浜辺のアインシュタイン」を上演し、2026年には「コジ・ファン・トゥッテ」をコンサート形式で上演し、ブリテンの「アルバート・ヘリング」2025年10月に上演される。

またユース・オペラカンパニーも立ち上げるということで、子どもが関心をもってくれなければ実現は可能しないし、持続も可能しない。このほかにもいろいろやっているが、まだまだ安定した雇用にはほど遠いレベルのようです。なんということだ。つらいことだ。

しかし生き残りをかけてあれやこれややっているイングリッシュ・ナショナル・オペラがんば!!

コメント

コメントする