お金があるところにはある、だけれどもないところにはない。これは厳然たる事実であって、私も断言することができる。お金は、あるところにはある。だがないところにはない。
ある話を聞くのはええなあ、景気ええなあ、と嬉しくなるのですが、ない話はやはりつらいものがありますね。ないんですよショボン。しょぼくれてらあ。
しかしデトロイト・オペラ、大丈夫でしょうか。デトロイト・タイガースの本拠地コメリカパークのすぐそばにある、四角い建物、それがデトロイト・オペラ。2025-26年シーズンの幕開けを飾るはずだったプッチーニ《西部の娘》がキャンセルに。9月28日、10月2日、10月4日の三公演が予定されていたが、お金がなくてキャンセル。
OperaWireが伝えるところによりますと、2023年から24年にかけて様々な要因により300万ドル以上の損失を出した。最大の損失は政府の補助金が174万4477ドル削減されたこと。また一般からの寄付金も14万5749ドル減少し、プログラム収入は126万381ドル、入場料収入は45%減少した。さらに、デトロイト・オペラ・バルなどが中止されて46万8781ドルの損失もあった。一方、従業員数も2023年の692人から2024年には575人に減少したにもかかわらず、給与総額は91,922ドル増加。
なんかものすごいけど大丈夫か。これは下手したら倒産なんていうこともあり得るのでは?しかも中止にはするが契約アーティストには全額報酬を支払います、ということだそうで、チケット代収入がないのに支出していいんですか。その方が安上がりなんですかね。どういうことなんか。リハーサル代とか、大道具小道具まわりの支払いがなくなるのかな?でもあと2ヶ月なのでもう完成しているかそうでなくともとりかかっているのではないか。
日本でも万博の未払い問題がクローズアップされていますけれど、そのあたりは大丈夫なのでしょうか。しかし世界中のオペラハウス、ますますしんどくなるんですかね。
オペラというものがなかなか流行りづらい世の中ですが、なんとか打開策を見つけてまた大輪を咲かせてほしいものだと思うのです。ここが踏ん張りどころかデトロイト・オペラ。頑張れ!!私も頑張る。みんな頑張ろう!!
あまり頑張る頑張る言うと、それはそれで心が病むので、頑張らない程度に頑張りましょう(意味不明)。
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