いままさに、ピアニストの金子陽子と絶賛日本ツアー中のクリストフ・コワン(だがなぜか神奈川県内で3公演という!)、昨日も梅岡楽器でリハーサルをしていまして、私めがご一緒に移動させて頂いておりましたが。
実に、苦み走ったいいお顔をされているんですよね。音楽に対する厳しさ、そういうものも感じます。ザ・芸術家。とはいえ、難しい、という印象ではなく、単にあまりおしゃべりではなく、物思いに沈みがち、という感じ。柔和なお顔でお笑いになりますよ。
昨日、移動の途中で聞いたのですが、こんどからエコルノルマル音楽院で教えるよ、ということで(ながらく教授として教えていたパリ国立高等音楽院は今季限りで定年)、ほーさよか、と思っていたところ、昨日のうちに公式なアナウンスがあったようなのでした。自身のウェブサイトなどをお持ちにならないため、また俺が俺がというタイプでもないため、存在を知らない人は全く知らない、だが知っている人たちからは非常に高く尊敬されている、とてつもない偉人であります。
アーノンクールが率いたコンツェントゥス・ムジクス(いまでもウィーンでひっそりと活動していますが)の元メンバーであり、1985年には伝説のモザイク弦楽四重奏団を設立(初めてのコンサートは1986年と昨日ご本人より聞きました。来シーズンが40周年だそうです。それを記念した録音がリリースされるとのこと)。
ソリストとしても、室内楽奏者としても長らく活躍し、現場で絶大な評価を得ている!!現場が評価する人は強いです。2月に私がウィーンにいったときも、私は予定があわず伺えなかったのですが、アンドラーシュ・シフとデュオ・リサイタルを楽友協会で開催していました。
へー、そんなひとが!と思ったあなたに朗報だ!(おお!!)
4月26日土曜日、このツアーの最終公演が横浜のフィリアホールで開催されます。ベートーヴェンとその時代の音楽。素晴らしいコンサートになることは間違いがない。今回のピアノは梅岡楽器ご提供のグレーバー。チェロはモダンで、ガット弦で演奏します。
https://www.philiahall.com/html/series/250426.html
このプログラムな。偉大な音楽を耳にしたいあなたは、青葉台に来てね!!
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