クリストフ・コンツ、リンツ・ブルックナー管弦楽団の首席指揮者に

クリストフ・コンツ。いい名前ですよね。コンツってなんかこう、乾いた硬質な響きがして、でも仰々しくなくていいわあ。前々からなんか好きやねん。

クリストフ・コンツはウィーン・フィルの第2ヴァイオリン首席奏者でしたが、気がつけばあら?指揮者に転向していて、あれよあれよと活躍の幅を広げておりますね。なになに、所属事務所ハリソン・パロットのサイトによりますと、ロンドン響、パリ管、イスラエル・フィル、マーラー室内管、スイス・ロマンド管、フランクフルト響、香港フィル、チューリヒ歌劇場、プラハ国立劇場、マドリード歌劇場、ウィーン国立歌劇場などでも指揮していると。そしてまもなくクリーブランド管にデビューすると。そんでもってミンコフスキが率いるグルノーブル・ルーヴル宮音楽隊の首席客演指揮者。

ほら、すごい活躍したはる。

ヴァイオリニストとしてウィーン国立歌劇場に入ったのが2008年で20歳のとき、そして指揮活動に専念するためウィー・フィルを辞めたのが2023年。って意外と最近までやっていたのですね。なんかもっと前に辞めていたようなイメージがあったのですが、思い込みとはしばしばうそをつくものです。

9歳で映画《レッド・ヴァイオリン》の天才子役を演じたことでもしられていますね。自分が天才少年だったからこそできたことでもあります。

いやー、ほんと、才能のある人のところには次々とお仕事が舞い込むものですね。このたび、リンツ・ブルックナー管弦楽団および州立劇場の音楽監督就任が決定したということです。2027年9月から5年の契約。10年間監督を務めたマルクス・ポシュナーの後任ということになります。その前のラッセウ・デイヴィスが15年でした。長くいい関係が築かれることとなるといいですね。

コメント

コメントする