世界の音楽ニュース– category –
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バレンボイムがニューヨーク・タイムズに寄稿
ゲスト・エッセイな。 バレンボイムはまだまだ精力的ですね。肉体の衰えはあっても、こうしてニューヨーク・タイムズに寄稿しようという意志。恐るべきことと思います。 何を書いているのか。ベートーヴェンの第九について。なんでベートーヴェンの第九な... -
エリザベート国際コンクール(今年はヴァイオリン部門)、本日スタート
よーい、スタート!! 我が家でこれをやると子ども達が一斉に走り出すのだ。 こういうことを書けるのもあと数年であろうと思うと涙が出る。ギタリストのシャビ・ディアス=ラトーレが去年言っていたのですが「自分にも娘がいて、もう成人しているんだが、... -
ドゥダメルはなぜパリ・オペラ座を辞めたのか
ドゥダメルといえば、ベネズエラで生まれた「エル・システマ」の最高の成果というか、もっとも有名な存在で、クラシックの後発国つまり日本における小澤征爾、韓国におけるチョン・ミョンフンみたいな立ち位置の人ではないかと勝手に私は思っていて、それ... -
スティーヴン・ハフがコンサート中の動画撮影を許可
先日、バーミンガム・シンフォニーホールが演奏中の撮影を推奨している件についてお伝えをしたわけです。 https://officeyamane.net/birmingham-smart-phone クラシック音楽のコンサート中に写真や動画を撮影をしてよいかどうか、この点に関しては否定的な... -
ウィーン・フィル首席ハープ、アンネレーン・レナエルツがアスコナス・ホルトと契約
ベルギーのお名前もなかなかカタカナに落としにくいと思うんです。それをいったらどこの国のお名前だってそうでしょうと言われるかも知れませんけれど、相性の良し悪しはやっぱりあって、イタリアやフィンランドなんかは難しくなかったりもする。 ベルギー... -
ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスが132年ぶりに名称を変更
ロンドンにありますロイヤル・オペラ。近年では長らくアントニオ・パッパーノ(何度でも言いますがイギリス生まれのイギリス人です)が率い、そしてチェコ出身のヤクブ・フルシャが来年の秋(2025年9月)から音楽監督になることが決まっております。フルシ... -
ダニエル・バレンボイム、ベルリン国立歌劇場の名誉会員、名誉首席指揮者に
30年にわたる功績をたたえて。 とうぜんやな。とか思ったらいけないんだと思うんですが、バレンボイムが初めてベルリン国立歌劇場を指揮したのはいつか?1991/92シーズンので、ベートーヴェンの第九だったんだそうですよ。オペラは92年秋のパルシファルが... -
イザイのヴァイオリン協奏曲が世界初演(NY初演だったというオチつき)
イザイといえば、ヴァイオリニスト。ベルギーの。大ヴァイオリニストで、作曲家でもあって、イザイの一番有名な作品はと言うと、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ6曲。 親交のあった同時代の大ヴァイオリニストのために1曲ずつ書いたというやつで、全部ま... -
バーミンガム・シンフォニーでボストリッジが演奏を止めたのは
先週、バーミンガム・シンフォニーでイアン・ボストリッジが演奏を途中でやめた。曲目はブリテンの《イリュミナシオン》。めっちゃ聴きたいプログラムや。ボストリッジは最近、札幌交響楽団の素晴らしいブリテンを聞くことができました。神奈川県立音楽堂... -
トランスジェンダー、ノンバイナリー歌手のための第1回トゥルー・ヴォイス賞とは
ノンバイナリーという言葉が出てきた頃、なんだなんだ?と思って見ていましたが、つまりそういうことなんです。どういうこと?詳しくはググってきて。 ワシンントン・ナショナル・オペラが創設したトランスジェンダー、ノンバイナリー歌手のためのトゥルー... -
角野隼斗、ロイヤルアルバートホールで携帯電話に反応
これがガチガチのファンが集うブルックナーやらマーラーやらだったらこうはいかなかっただろうし、ひたすら集中力が途切れた、という気持ちだけが残り、会場は大荒れだっただろうし、音楽家の側もコメントを出すのが難しいと思うんですよ。 だが、この話は... -
HIMARI、13歳でベルリン・フィルにデビューへ。ベルリン・フィル史上4番目に若いソリスト?【2024/4/28追記・修正】
*2024/4/28追記:史上2人目ではと当初書きましたが、お読み頂いた方々からの情報によりますと、4人目ではないかという感じです。詳しくはこの記事最後に書いた追記をご覧下さい。 若きヴァイオリニストHIMARIがベルリン・フィルに来年デビューするという...